Geminiで“じゅもん”を唱えると勇者になれる?ドラクエの世界を体験できる「ジェミニクエスト」開催

7月30日から8月9日にかけて、今年40周年を迎えた『ドラゴンクエスト』とグーグルの生成AI「Gemini」によるイベント「ジェミニクエスト」が渋谷・原宿で開催された。人気IPとコラボレーションして生成AIを体験する場を提供した狙いとは。

キービジュアルもGeminiを活用して制作された。

渋谷・原宿にモンスターが出現

スクウェア・エニックスの国民的RPG『ドラゴンクエスト』と、グーグルの生成AI「Gemini」によるリアルRPGイベント「ジェミニクエスト」が7月30日から8月9日にかけて東京都内で開催された。

SHIBUYA109 渋谷店や東急プラザ原宿「ハラカド」など計5つの会場に、「スライム」や「キラーマシン」「スライムタワー」といったモンスターの巨大な立像が出現。

渋谷109前などの立像。

参加者は会場内の二次元コードから体験ページにアクセスし、「メラゾーマ」「イオナズン」「ギガデイン」など、シリーズでおなじみの“じゅもん”7種の中から使いたいものを選ぶ。スマートフォンからGeminiを起動し、立像と一緒に写真を撮影するとGeminiの画像生成によって自分が勇者の姿に。選んだ“じゅもん”を唱えてモンスターに立ち向かう、世界に1枚だけの画像がその場で生成される。クエストを完了した参加者には、報酬としてシリーズの作中に登場するアイテム「ちいさなメダル」が手渡される。

街に現れたモンスターに対してじゅもんを唱え攻撃する姿が生成される。

開催に先がけ、現実世界に復活した「りゅうおう」が街に魔物を放つという物語のティザームービーを公開した。シリーズ第1作のストーリーをベースに、参加者自身が勇者となって「りゅうおう」の封印を目指す、体験の下地となる構成だ。

さらに会場には勇者に助けを求める村人に扮したスタッフを配置し、クエスト達成後に報酬を渡すというゲームの世界観を再現した。現地に来場できない人向けにはGeminiアプリ上でテンプレートを使った画像生成体験を同時展開し、「#ジェミニクエスト」を付けたSNS投稿でどこからでもクエストに参加できるようにした。

生成AIとの「最初の一歩」をつくる

企画の狙いは、生成AIを初めて利用する人の心理的なハードルを下げることだとグーグルマーケティング部の片倉七海さんは説明する。

「Geminiは単に質問に答えるだけでなく、アイデアを広げたり、新しい解決策を提示したりとその人が本当にやりたいことを支える相棒のような存在を目指しています。一方で、まだ使っていない方からは『使い方が難しそう』という声も多くいただきます。最初の一歩が大きなハードルになりやすいと考えていました」。

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