メディカルアパレルブランドのクラシコは10月1日、漫画「ちいかわ」をデザインに取り入れた医療用スクラブのコレクションを発売する。スクラブは医師や看護師などが着用する医療用ユニフォーム。男女兼用で4色をそろえ、トップス・パンツ各1万3090円(税込)で、同社のオンラインストアや店舗などで順次販売する。
今回の商品は、2022年に始まったスクラブライン「Scrub Canvas Club(スクラブキャンバスクラブ)」の一つ。同ラインでは、ポケモンやサンリオ、ONE PIECEなどのキャラクター、写真家・水谷吉法氏の作品、トンボ鉛筆の文具ブランド「MONO」、洋菓子ブランド「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」などを取り入れたスクラブを展開してきた。「スクラブをキャンバスに。もっと楽しく。」をコンセプトに、医療従事者に選んで着る楽しさを届けることを目指している。
患者の目に触れる表地では色を抑え、背裏では「草むしり検定」の一場面などをカラフルに描いた。着る人自身の楽しさを医療用ユニフォームにどう取り入れたのか。同社PR担当者に聞いた。
着る人と患者の双方を考えたデザイン
同社は「医療現場に、感性を。」をミッションに掲げ、着る人にどんな気持ちを届けたいかを考えてキャラクターを選んでいるという。「ちいかわ」は以前から商品化の候補に挙がっており、医療従事者にもファンが多いのではないかと考え、今回の発売に至った。
作品を選ぶ際には、患者や家族など、着る人が接する相手の視点も含めて企画する。「医療現場は、患者さんやご家族など『対峙する誰か』が存在する環境でもあるため、その視点も含めて企画しています」と同社PR担当者は話す。キャラクターを取り入れたスクラブの企画では、実際に医療現場に足を運び、仕事の妨げにならないようデザイン全体のバランスに配慮しているという。
今回の表地は患者の目に触れる場所のため、キャラクターの色を抑え、さまざまな現場で違和感なく着用できることを優先している。一方、背裏は主に着る本人が目にする場所という特性を生かし、ファンになじみのある場面やモチーフをプリントし、「自分が着ているときにだけ気づける、ちょっとした楽しみ」を用意したという。
