髪色は自由、ヒジャブなど宗教上の装いも認める――。ファミリーマートが9月に導入した新たな身だしなみ基準「ファミマコーデ」は、従来のコンビニスタッフのイメージを大きく変える内容だ。
ただ、「自由」とはいっても、どこまで許されるのか。例えば髪色をヒョウ柄やチェッカーボード柄にするのは可能なのか。ヒジャブだけでなく、シーク教のターバンやユダヤ教のキッパも認められるのか。
さらに、そうした身だしなみを見た客から「不快なのでやめさせてほしい」「そのスタッフを接客から外してほしい」と求められた場合、店側はどう対応するのか。AdverTimes.は同社に判断基準や具体的な対応を取材した。
ターバンやヒジャブを着用して対応する店員のイメージ(AIで生成)
ヒジャブ以外の宗教・文化的な装いも可
ファミマコーデは9月1日から全国約1万6500店に導入した。従来の身だしなみ基準を見直し、「清潔感・衛生管理」「安全性」「良好な接客」を前提としながら、スタッフが選べる髪色や服装の幅を広げた。
インナーカラーやグラデーションカラーなども可能としたほか、ユニフォームの下にタートルネックや襟付きシャツを重ねるなど、スタッフの自主性を尊重する。
新基準では、宗教や文化的背景への対応も広げた。イスラム教のヒジャブなど宗教上の理由によるアイテムの着用を認めている。
今回の取材では、イスラム教に限らず、ほかの宗教や文化に由来する装いについても対応する方針であることが分かった。
シーク教のターバンやユダヤ教のキッパなど、イスラム教以外の宗教に由来する装いについて尋ねたところ、同社は、「衛生・安全面・良質な接客(笑顔がお客さまに伝わる、挨拶ができる)が確保されていれば、信条や文化的背景、病気や体質などの事情を考慮した装いについても認める方針」と回答した。
特定の宗教や服装だけを個別に認めるのではなく、それぞれの事情を踏まえながら判断していく考えだ。
