虎ノ門広告祭2日目の10月10日に「この企画、関西だったらいけるかも~関西クリエイティブに狙いをつけた 新世代クリエイターたちの戦略的キャリア~」が開催された。関西クリエイティブに狙いを定めた新世代の在版クリエイター5人の独自戦略を深掘りする企画。登壇したのは6人。ひらかたパークなどの企画を手掛ける田中幹氏(博報堂関西MD局クリエイティブチーム)が司会を務め、長田直氏(電通第6CRプランニング局CMプランナー)、瓜谷優紀子氏(電通第6CRプランニング局プランナー)、上村善太氏(大広クリエイティブ局コピーライター)、森一華氏(大広クリエイティブ局デザイナー)、原田真由氏(博報堂関西支社CMプランナー)が、各々の関西戦略や関西の良いところを語った。
最初の約30分間原田氏が他のセッションと重なっていたため、代理で実の母親が出演するという、まさかの状態から始まり、時折、司会の田中氏がお母さんを優しくいじり「さすが関西!!」という空気感を作っていた。間違いなく東京・虎ノ門ヒルズに60分間限定で関西の空間が形成され、アットホームで終始笑いが絶えないひとときだった。
※取材・執筆は虎ノ門広告祭の学生記者の片桐章太郎が担当しました。
最初の約30分間原田氏が他のセッションと重なっていたため、代理で実の母親が出演するという、まさかの状態から始まり、時折、司会の田中氏がお母さんを優しくいじり「さすが関西!!」という空気感を作っていた。間違いなく東京・虎ノ門ヒルズに60分間限定で関西の空間が形成され、アットホームで終始笑いが絶えないひとときだった。
※取材・執筆は虎ノ門広告祭の学生記者の片桐章太郎が担当しました。
「ここを自分の居場所だと思わない方がいいよ」という上司からの言葉
「去年から大阪に転勤し、大阪には縁もゆかりもない」と語る電通入社7年目になる長田氏。それなりの充実感を持ちながら東京で仕事をしていたが、先輩から「ここ(東京)を自分の居場所だと思わない方がいいよ」と言われたと回顧した。この言葉は厳しくもあり、自分の将来を心配する上司からの優しい助言でもあった。
クリエイターの人数が多く、優秀なクリエイターも多い東京では、仕事は奪い合いで、順番を待っている状態。この先東京にいても仕事がなくなると思い、大阪の転勤募集に手を挙げた。大阪に転勤後1年もせずにアイフルのCMを制作するなど、大阪では自分の足で立っているという実感を得たと語る。最後は「大阪ええところやで〜」と話を締めた。
同じ土俵にのらない。「こっちでもええですやん」
「ずっと大阪にいてコピーライター兼プランナーをしている」と語る瓜谷氏。前述の長田氏と同期だそう。もともと大阪に初期配属の希望を出し、クライアントや同僚の距離感が近く、みんなが味方になって一緒に考えてくれるところが大阪のいいところと語った。また人と同じ土俵にのらないことを心がけ、人と被らないようにすることを意識してきたと瓜谷氏。
2025年度のTCC新人賞を受賞したラジオCMの制作秘話を明かした。3年目に、賞を獲りたくてクライアントに自主提案した。熱量高く企画を出した結果、クライアントから指名をもらうことができた。実体験を元にしたもので40、60秒のラジオCMに名作が多い中、土俵を変えて20秒で作ることにこだわった。
同じ土俵に立つと真っ向勝負になる。「それもかっこいい」とフォローしつつ、「こっちでもええですやん」というノリと勢いで別のルートを辿る楽しさを大阪で学んだと、関西の魅力をまとめた。

