GMO熊谷社長、謝罪会見で涙 「31年間、儲けると言ったことはない」 情報漏えい多発は「AIの発展が原因」と主張

GMOインターネットグループの熊谷正寿代表は11月2日、傘下のGMOインターネットが提供する「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセス問題に関する記者会見で、言葉を詰まらせ、涙を流しながら自身の経営理念を語った。

「31年間一度たりとも『儲かる』『儲ける』という言葉は使ったことはありません」と強調し、顧客の利益を第一に事業を続けてきたと説明。一方、情報漏えいが相次ぐ背景については「AIの発展が原因」との見解を示し、AI技術の急速な進化がサイバーセキュリティを取り巻く環境を変えていると訴えた。

会見は10月21日に被害を公表してから12日後に開かれた。冒頭、熊谷氏は顧客情報が流出し、不正取引によって顧客の資産が損なわれたことを謝罪。グループ内のセキュリティ専門家から事前にシステム上の問題を指摘されていたことも認め、「この指摘をサービスの運営において生かすことができませんでした」と説明した。

また、自身のSNS発信についても謝罪した。被害者に関わる事柄を投稿で取り上げたことや、不正アクセス問題への対応が続く中で笑顔の写真を公開したこと、同社の陸上部について投稿したユーザーに不適切なコメントをしたことなどに言及。「いずれも被害に遭われた方のお気持ちへの配慮が欠けておりました」と認め、10月29日のXでの謝罪に続き、会見でも改めて謝罪した。

「儲けるという言葉は使ったことがない」

会見の第2部では、今回の事件を踏まえて得られた知見について、熊谷氏自ら説明した。

熊谷氏はまず、被害を受けた顧客に対して、できることはすべて行うという基本姿勢を説明。グループの約8300人の従業員に対しても、今回の問題に真摯に向き合い、解決に取り組むよう指示していると述べた。

続いて、自身が1995年からインターネット産業に携わってきたことに触れ、31年間にわたって大切にしてきた経営理念を説明した。

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