9月13日、インテグレートとデジタルインテリジェンスは、ネット上の記事コンテンツの閲覧を含むユーザーの行動情報によってセグメントされたオーディエンスデータの活用を可能にするDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)のソリューションサービスの共同開発に向け、業務提携したことを発表した。
ビッグデータ活用により、リアルタイムに一人ひとりの消費者に最適なタイミングで最適なコミュニケーションを図ることが実現しつつある中、マーケティング活動においては、オーディエンスデータを一元化し、戦略設計や実施にフィードバックしていくことが必要とされている。しかし需要が顕在化している顧客だけでなく、潜在顧客に対しても効果的にアプローチするためには、現在対象となっているオウンドメディア、ペイドメディアのみならず、アーンドメディアも含むトリプルメディアすべてのオーディエンスデータを取得し、統合していくことが重要になるとの考えのもと、今回の業務提携に至ったという。
具体的には、WEB上の記事コンテンツのユーザー閲覧データを含むオーディエンスデータをDMPにて一元化し、解析することで潜在顧客層の発見や、より精度の高いターゲティングを可能としていきたいとしている。
インテグレートはIMCプランニングを専門的に実践するプランニング・ブティックとして事業展開をしているが、今年8月にはグランドデザイン&カンパニーワイズインテグレーションとO2O専門の戦略コンサルティング会社、SPARK(スパーク)を設立している(代表取締役社長はグランドデザイン&カンパニー代表取締役社長の小川和也氏)。
インテグレート代表取締役CEOの藤田康人氏は、「マーケティングにおけるデータ活用の重要性が強く意識されるようになっているが、事業者側にはメディアが提供する記事コンテンツのオーディエンスデータ、そして特にメーカーにおいては店頭で実際に商品を購入したお客様のデータを取得できていない状況がある。SPARKと今回のデジタルインテリジェンスとの提携で、このデータ取得を促し、IMC実現をサポートしていきたい」としている。
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