森永乳業は10日、牛乳類市場で新カテゴリー開拓を狙う新商品の、テレビCMの放送を始める。販売エリアの関東・甲信越地区でオンエアする。広告会社は電通。CMの企画には元アサツー ディ・ケイの川越智勇氏が加わった。

新商品は低脂肪タイプミルクの「PREMiL（プレミル）」。森永乳業の調べでは、1日の1人当たり牛乳類飲用量は2003年の約160ミリリットルから、12年は約120ミリリットルまで減った。そこで同社は、120ミリリットルでも牛乳200ミリリットルと同等のカルシウム、たんぱく質が摂取でき、1〜2人世帯でも飲みきれる中容量サイズの商品を開発。パッケージには、開けやすく、密閉できるキャップ付き容器を採用した。

CMで目を引くのは、ミルクのしずくが水面ではねた形のような白いリング型のソファ。車座になった出演者らが従来の牛乳に対する「ガブガブ飲めない」「脂肪が気になる」「でも、カルシウムやタンパク質はほしい」といった不満を語り、「プレミル」がそれに応える商品であることを描いた。

【スタッフリスト】

---