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熊本の老舗百貨店、従業員2867名が参加する展覧会を開催――監修は電通 岸勇希氏

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熊本県で62年の歴史を持つ熊本の鶴屋百貨店は、6月4日からの7日間、従業員参加型の特別展「人とモノのものがたり展」を同百貨店内で開催する。

鶴屋百貨店の従業員が選んだ思い出の商品と、それにまつわる「ものがたり」を、大型の写真パネルとテキスト、商品の3点によって展示する。展覧会を行うにあたって社内で募集をしたところ、総勢2867名の従業員からの「ものがたり」の応募があり、展示では厳選された50の「ものがたり」が展示される。こうした従業員参加型の展覧会実施は、鶴屋史上初の試み。

会場の様子

会場の様子

写真には従業員自らが出演

例えば、女性従業員と包丁のものがたりを綴った「プロポーズの“切れ味”」では、プロポーズの際に「これでずっと美味しいご飯を作ってほしい」とプロポーズされた女性が、その時の驚きと嬉しさを語る。

写真には、本人だけではなく時にその家族や友人仲間が登場し、鶴屋従業員のあたたかい人となりが伝わる内容になっている。

展示と同内容を収録した書籍も制作した

この企画が生まれた背景には、2012年より鶴屋社内で行っている「鶴屋イノベーションプロジェクト」というインナー改革プロジェクトが存在している。

このプロジェクトは2011年に同社社長に就任した久我彰登氏からの熱烈な“ラブコール”を受け、電通の岸勇希氏が社外リーダーとして進めてきたもの。

岸氏はその一環として、アイデア発想のための社内研修などを担当しており、今回の展示は、研修で入社3年目の社員が発案した企画が、採用・実施に至ったものだ。

従業員がお客様に直接商品の魅力を伝えること、すなわち「人こそが鶴屋の価値である」という研修中の気づきから、熊本のお客様を大切にしていく鶴屋の姿勢を表現するものとして企画した。

「人とモノのものがたり展」

日時 :6/4(水)~6/10(火)10:00~19:00
※金・土曜日は 19:30、最終日は 16:00 まで(入場は閉場の 30 分前まで)
開催場所 :鶴屋百貨店東館 7 階 鶴屋ホール
入場料 :無料
企画・主催・出演 :鶴屋百貨店
監修 :岸勇希
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