YouTubeクリエイターとのコラボも想定
フジテレビジョンはこのほど、「食」と「旅」をテーマとしたYouTubeチャンネルを開設し、動画コンテンツの配信を始めた。チャンネル名は「videlicio.us(ビデリシャス)」。同名のWebサイトもオープン。東京都港区には、動画制作のための拠点「ビデリシャス・ラボ」も設立した。動画コンテンツは、開始日の7月1日から毎日配信している。当面はYouTubeの動画広告が収入源となる。
今後はスポンサーを付け、タイアップコンテンツを制作したり、ラボを活用したイベントを開催して収益化を図る考え。「ビデリシャス」以外の個人・法人が運営するYouTubeチャンネルのマネジメントやコンテンツの有料配信、マーチャンダイジング、書籍化なども行う。メインターゲットは、1980年代以降生まれのデジタルネイティブ世代。
自主的に動画コンテンツを企画制作するクリエイターもネットワーク化していく。参加クリエイターには、権利処理した楽曲約7万5000曲や、フジテレビが保有する映像アーカイブの一部を提供したり、チャンネル登録数、再生数、視聴者維持率向上といった収益化支援を行う。
「ビデリシャス」の編集長を務めるのは、フジテレビ コンテンツ事業局コンテンツデザイン部の橋本英明氏。NTTドコモ出身で、プロダクト開発・UXデザインを担当していた。フジテレビには2007年に入社し、新規事業の実務を担当。13年からスタートアップ投資・戦略アライアンス業務に従事している。
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