広告キャンペーンで成果を収めてきた名タッグが、パートナー関係を解消した。ビール世界大手ハイネケンは15日、2010年に結んだワイデン・アンド・ケネディ(Wieden+Kennedy)とのグローバル契約を打ち切ることで、両社が合意したと発表した。新たなグローバルキャンペーンには、広告世界大手3位のピュブリシスを起用した。
ジャン・デルク・ファン・カルネベーク最高商業責任者は「ハイネケンもワイデン・アンド・ケネディも、より良い仕事を目指す時が来たということだ」とコメントした。ワイデン・アンド・ケネディのデイブ・ルアー社長は、「この手のビジネスの変化は珍しいことではない」と述べた。
両社は2011年、「Open Your World」キャンペーンを開始。「The Entrance」「The Date」「Legendary Football」といったテレビCMを主軸に、オンライン広告、プロモーション施策を組み合わせたグローバル施策を今年まで展開してきた。
同キャンペーンによってワイデン・アンド・ケネディは2013年、国際広告賞カンヌライオンズ「クリエイティブ・エフェクティブネス部門」のグランプリを獲得。ハイネケンは今月開催予定のカンヌライオンズ2015で、「クリエイティブ・マーケター・オブ・ジ・イヤー」を受賞することが決まっている。いずれも広告表現だけでなく、ビジネス上の業績を評価する賞。
実際、ハイネケンの2014年の利益(特別項目計上前、BEIA)は17億5800万ユーロ(約2446億円)で、2010年からの年平均成長率は10.8%と好調に推移している。
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