世界中に3億人以上のアクティブユーザーを持つ、Twitter。そのTwitterを企業は、どのように広告やマーケティングに活用すればよいのでしょうか?ここでは、全12回に分けて「マーケターが知っておきたい、Twitterの活用法」を紹介していきます。第5回は、Twitterの広告で成果を上げるためのコンテンツクリエイティブの成功のポイントを紹介。実際の事例を基に、Twitter Japan株式会社 執行役員でオンラインセールス担当執行役員の王子田 克樹氏が解説します。
コンテンツ次第で広告のROIが変わる!?
Twitterの広告は、広告クリエイティブの成否によって同じ金額でも、効果が変わってきます。広告であってもリーチしたユーザーからさらにリツイートされ、そこでどれだけ多くのユーザーに拡散をしても、最初にリーチしたユーザー分しか、広告費は発生しないからです。
そこでTwitter上で広告を行う上では、“拡散”を意識したキャンペーンを企画することが大切になってきます。ユーザーの振る舞いやインサイトを理解し、拡散させることを前提に行ったキャンペーンは、ROIが格段に変わります。
オーガニックでの通常のツイートに、Twitterでの広告出稿を組み合わせれば当然、拡散力は高まります。加えて、Twitterならではの面白さは、そこにリツイートを促進させるアイデアの掛け合わせで、拡散数が大幅に変わってくる点です。では、この乗数効果を発揮して、拡散数を伸ばした例を、アイデアのパターンごとに見ていきましょう。
拡散しやすいコンテンツアイデア
拡散させるためのヒントの一つとして「話題を作る」というものがあります。
【祝】11月11日の「ポッキー」のツイート数は<371万44>でした!!!
みなさまのお蔭で、「24時間に最もツイートされたブランド」としての世界記録を更新!!!ポッキーケーキでお祝いしましょう♪ #ポッキー1111 pic.twitter.com/eDKnZVOEi3— pockypretz11 (@pockypretz11) 2013, 11月 15
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Twitter上で行われているキャンペーンのなかでも、最大級の仕掛けといえる、「ポッキーの日」。これはもうお祭りのような状況になっていて、みんなでギネス記録を作ろうと毎年盛り上がっています。2013年には、1日で370万以上のツイートを記録しました。