【前回の記事】「ネット動画の炎上騒動が相次いでいるのは、なぜだろうか?」はこちら
ソーシャルメディアの普及による、企業にとって頭の痛い悩みとして、炎上騒動と共にあげられるのが「ネガティブなクチコミ」でしょう。
「価格.com」や「食べログ」のような口コミ情報サイトに、あることないことを好き勝手に書かれてしまったり、自社にとって根拠の薄い批判的な記事が検索結果の上位に表示されてしまったり、あるいはソーシャルメディアで誤解が拡散してしまったり、様々なネガティブ投稿で困っているという企業は多数いるでしょう。
そうしたネガティブ投稿をお金を払うことで削除できる、という提案を受けたら、喜んでお金を支払ってしまうという企業も少なくないはずです。
しかし実は、そうしたネガティブ投稿を無理矢理、削除しようとする姿勢自体が、悪評の拡散につながってしまうという事例がネットの歴史上に複数存在します。
象徴的なのが、この一週間ネット上で話題をよんでいる、求人サービス運営の「Wantedly(ウォンテッドリー)」の騒動でしょう。Wantedlyは今回、DMCA申請という著作権違反から著作権者を守る仕組みを悪用したとして問題視されているのです。
参考:DMCA悪用はなぜ問題なのか ウォンテッドリー社の悪評隠蔽事例
DMCA申請を悪用することがなぜ問題なのかについては、上記の辻さんのブログ記事を参考にしていただければと思います。
