新しい広告フォーマット「スマートフィード(SmartFeed)」は、何を変えるのか?

独自のアルゴリズムにより、高い精度でパーソナライズされたコンテンツをユーザーにレコメンドする。「アウトブレイン(Outbrain)」が提供するサービスは、世界の名だたるパブリッシャーから支持を得て、導入する企業が相次いでいる。中でも、「プレミアムパブリッシャー」と呼ばれる優良パブリッシャーの利用率は80%、月間レコメンデーション数は2,750億回、グローバルリーチユーザー数は10億人を誇る。
同社の新しい広告フォーマット「スマートフィード(SmartFeed)」が、7月11日都内で開催された「アウトブレイン パブリッシャーサミット2018」にて発表された。そもそもスマートフィードはどういうサービスなのか、何が新しいのか、どういった可能性を秘めているのか。同サービスの魅力とともに、産経デジタルによる導入事例を引き合いにして行われたパネルディスカッションをレポートする。

アウトブレイン パブリッシャーサミット2018。

すでにエンゲージメント率22%・収益率41%アップという実績

まずは、アウトブレインの最高売上責任者であるアヤール・シュタイナー氏に、スマートフィードの魅力や今後の方向性などについて聞いた。

アヤール氏は「スマートフィードは、フィード型のディスカバリー体験を、従来のようなSNS上ではなく、オープンウェブにおいて提供する新しい広告フォーマットだ。すでに200以上のパブリッシャーが利用している。そして、62%もの割合でユーザーの記事ページのスクロールが増加しており、エンゲージメントの確率が22%アップ、収益も41%アップしたという実績もすでに出ている」という。

その理由について、「スマートフィードは、既存の広告フォーマットと比べて、インターフェース、フォーマット、ユーザーへの関連性といった主に3つの分野で革新的だからだ。そのため、すべてのページで高度化されたディスカバリーを実現することができる」と続ける。

スムーズなユーザー体験を促し、確固たるエンゲージメントにつなげる

具体的に、何が革新的なのか。同氏は、「スマートフィードは、非常に柔軟性が高い構造。「スマートカード」と呼ばれるUIブロックを柔軟に組み替える事で、複雑な開発作業なしに最適なフィード体験を提供可能にする。またページを共有したり、保存したり、隠したり、『いいね』したりといったSNS的な機能も備えていて、そのようなユーザー行動を自動学習していく。

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