前回
、アスリートがレッドブルブランドについてのメッセージを自然に発信したくなるような環境をどうつくってきたかについて書いたが、ブランドのインフルエンサーはアスリートに限らない。レッドブルというと、スポーツのイメージが強いと思うが、実は様々な国々でソーシャルイノベーターを輩出し、社会課題を新たな切り口で解決し明るい未来を築くための試みを行っている。知名度の低いスポーツのシーンを広げるのと同様に、ソーシャルイノベーションを小さなところから起こし、周囲へ社会全体へと広げる後押しをしている。先日「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA」というイベントで、レッドブルのソーシャルイノベーションプロジェクトを構想し主導してきた、10年来の元同僚であるラルカ・シミックと対談する機会があった。
「ソーシャルイノベーターは、アスリートやアーティストに匹敵する力を持っている。水があまりない地域に水を引いて技術的な問題を解決したり、リサイクルで循環を保てる経済を進めたり、といった取り組みはクリエイティブで、ソーシャルイノベーターは尊敬される対象になっているように感じる」と彼女は言う。まずはソーシャルイノベーションの取り組みを始めるにあたって何が重要かについて、彼女が話してくれたことを振り返りながら、ブランドがソーシャルイノベーターとともにコミュニティをつくっていくことについて、今回は考えたい。
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長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局次長兼プロジェクトデザイナー)
長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局次長兼プロジェクトデザイナー)
AT&T、ノキアにて、情報通信及び企業システム・サービスの営業、マーケティング及び広報責任者を経て、2007年にレッドブル・ジャパン入社。最初の3年間をコミュニケーション統括、2010年から7年半をマーケティング本部長として、日本におけるエナジードリンクのカテゴリー確立及びレッドブルブランドと製品を日本市場で浸透させるべく従事し、その後独立。現在は2018年4月に設立された一般社団法人渋谷未来デザインの事務局次長兼プロジェクトデザイナー。
長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局次長兼プロジェクトデザイナー)
AT&T、ノキアにて、情報通信及び企業システム・サービスの営業、マーケティング及び広報責任者を経て、2007年にレッドブル・ジャパン入社。最初の3年間をコミュニケーション統括、2010年から7年半をマーケティング本部長として、日本におけるエナジードリンクのカテゴリー確立及びレッドブルブランドと製品を日本市場で浸透させるべく従事し、その後独立。現在は2018年4月に設立された一般社団法人渋谷未来デザインの事務局次長兼プロジェクトデザイナー。
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