日本新聞協会広告委員会は、全国の男女300人対象に新聞、テレビ、インターネット各メディアへの接触状況や、印象に残った新聞広告を毎日尋ねるウェブ調査「新聞オーディエンス調査365」の9月の結果を10月18日発表した。
印象に残った新聞広告には、同月11日掲載の「笑顔のためにできること、ぜんぶ。」(日本マクドナルド)、21日の「嫌いな人をほめてみよう。」(JT)、29日の「セブン&アイグループの、これからもずっと変わらない約束です。」(セブン&アイ・ホールディングス)などが挙がったという。
「新聞オーディエンス調査365」は、月1回以上新聞を読む全国の18~69歳の男女300人を対象に毎日、「普段より(各メディアに)接触したか否か」を訪ねることで、月ごとにデイリーの接触傾向の変遷やその理由などを分析したもの。2017年10月より、今年9月30日まで継続的に実施し、調査結果を発表してきた。
また同調査によると、9月に新聞との接触が最も高まったのは、9月28日。同日開催されたラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の日本対アイルランド戦がその背景にあると指摘している。そのほか、関西電力の経営幹部らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受領していた問題に関する報道も注目されたという。
性別で見ると、男性の方が女性に比べ、新聞によく接した日が多い月となったが、6日は女性の接触が大きく上回ったという。5日に横浜市で起きた京急本線での列車とトラックの衝突事故の報道が大きく掲載され、「女性の事故や災害への関心の高さがうかがえる」と分析している。
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