インターパブリック・グループに属するIPGメディアブランズは、15~74歳の2400人を対象に実施した「Media in Mind™ 2019 デジタルメディア調査」の結果を発表した。
「Media in Mind™ デジタルメディア調査」は、2005年から毎年実施されている生活者を対象とした調査で、生活者のデジタルメディア利用において、どのような変化が起きているのか、毎年定点的にトラッキングすることを目的にしている。本年は2019年11月22日~25日の期間、関東・関西在住の15~74歳のインターネットユーザー2400名を対象にインターネット調査で実施された。
調査の結果、2030年頃までに実現・普及していると思われる技術は、おおむね8割以上認知されていることがわかったという。
■2030年に実現・普及が期待される技術の認知
その他、主な調査結果のサマリーは以下の通り。
1. 2030年頃までに実現・普及していると思われる技術は、おおむね8割以上認知されている。
2. 期待度の高い技術上位3つは、「医療技術(ナノテクノロジー)」「医療技術(iPS細胞、ゲノム編集)」「介護ロボット」。「完全自動運転車」や「AI住宅」「IoT家電」といった生活を便利にしてくれる技術よりも、健康をサポートしてくれる技術への期待がより高い。
3. 健康関連技術への期待はあまねく世代で高いものの、よりシニア層の期待が高く、AI住宅、IoT家電、ウェアラブル端末など個人の生活を便利にしてくれる技術へは、20~40代の期待が高い。空飛ぶ自動車や宇宙開発など、実用化は2030年よりももう少し先と思われる次世代技術に対しては、10代の期待が高い。
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