ダイキン工業は6月16日、タンザニアでエアコンのサブスクリプション事業を行う新会社「Baridi Baridi(バリディバリディ)」を設立したと発表した。IoTを活用してアフリカの未電化地域に電力サービスを提供する東大関連ベンチャーのWASSHA(ワッシャ、東京・文京)も出資する。
サブスクは、ユーザーが日・週・月ごとに使用料をスマートフォンで支払うことで、エアコンを使用したいときだけ使用できる仕組み。ダイキン工業の技術力とサービス網の構築力をベースに、ワッシャが持つ、モバイルマネーを経由した料金回収技術と東アフリカでビジネスを展開するノウハウを活用して展開する。
2社はすでに、2019年11月から2020年2月までの3カ月間、タンザニアで事業性を検証する実証実験を行った。その結果、エアコンの有無が集客や客の滞在時間に影響を与える小規模店舗などで大きな需要があることが分かったという。
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