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名代富士そば、女性客をターゲットに「筋肉もりもりそば」を開発

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ダイタンフードは10月29日、大手立ち食いそばチェーン「名代富士そば」で、初の筋トレサポートメニュー「筋肉もりもりそば」の提供をスタートすると発表した。コロナ禍の外出自粛で低下した筋力の向上にアプローチする商品だ。

タンパク質28gと抗酸化物質「ルチン」を摂取できる「筋肉もりもりそば」(税込680円)。大根おろしの成分は熱に弱いため、ぬるめの温度で提供する。

「名代富士そば」は、コロナ禍で企業がテレワークを推進したことにより、ターゲットとしていたビジネスパーソンの来店が激減。2020年4、5月の売上は昨年対比約4割まで減少した。9月は同約7割と復調傾向にあるものの、増収増益を続けていた昨年までの勢いにはブレーキがかかっている。

そこで同社が新たなターゲットに定めたのが20~30代の女性。同社開発企画広報の工藤寛顕氏は、「実際にコロナ禍で女性の1人客が増加しているので、そのニーズをとらえた商品を企画しようと考えました」と話す。

「筋肉」に注目した背景について、工藤氏は「森永製菓の調査によると、20~30代女性は、“コロナ禍で自宅での筋トレ頻度が増加した”という人が9割以上に上っています。そのうえ、成人の約6割で筋力の低下も課題となっています」と説明。

そこで、そばに含まれる抗酸化物質「ルチン」に着目。タンパク質とともに摂取すると筋肉量の増加につながることから、「筋肉もりもりそば」を開発した。

メニュー開発を担当したアスリートフードマイスターの今野善久氏は「タンパク質だけを獲っていても筋肉は十分に育ちません。そばを食べてルチンを摂取することで効果的にアプローチできます」と話した。

「筋肉もりもりそば」は、11月6日から、トレーニングジムの利用者が多い渋谷明治通り店と池袋東口店で販売する。