請求書のクラウドサービス「TOKIUMインボイス」を提供するTOKIUMが7月9日から、初となるテレビCMの放映を関西エリアで開始した。永山瑛太、東京03らが地球の平和を守る防衛隊員に扮し、請求書の山に阻まれながら経理のDXを訴えるという内容だ。8月22日からは関東エリアでの放映を予定している。

「トキウム防衛隊」シリーズのメインビジュアル。

TOKIUMマーケティング部の鎌倉知紗氏によると、今回の企画は「TOKIUMインボイス」の特徴である請求書の受領代行と、「ペーパーレス化」のメリット訴求を重要視した。

「『請求書受領クラウド』という新しいカテゴリのサービス、かつオンラインで提供されるサービスのため、CM本編で表現するにあたって苦労しました。また、電子帳簿保存法の改正やインボイス制度の開始など、対応期限が目前に迫っているという緊迫感もストーリー展開の中で同時に表現することを心掛けました」（鎌倉氏）。

本CMは、永山瑛太、東京03、愛来（AMEFURASSHI）演じる「トキウム防衛隊」の裏側が描かれており、「発足」篇と「出動」篇がある。地球の平和を守るために出動しようとするが、請求書の山に阻まれ、思うように活動できない「トキウム防衛隊」の隊員たち。最後は「至急、経理をDXせよ！」と請求書のペーパーレス化を促す形で締めくくられている。

クリエイティブを手がけたBORDER inc.の横澤宏一郎氏によると、「TOKIUM」というネーミングとサービス内容の２つを印象に残しつつ、同類のSaaS系の広告に埋もれないようにスーツ姿やオフィスを描かないという方向性を定め制作にあたった。「“裏側”を描くと面白いと思っていたので、立ち上げ直後の地球防衛隊も請求書の処理で大変なんだろうなと考えながら企画しました」（横澤氏）。