2月16日、渋谷駅に掲出された謎の人物をモデルにした「QRO」という黒眼鏡レーベルの広告がSNS上で話題を呼んだ。その広告の画像がSNSで拡散されると、「どこかで見覚えがある」「3人のパーツが混ざっているのではないか」と、Xでは考察投稿が相次いだ。
2月16日から渋谷駅に掲出されたOOH広告。また、「謎のアイウェアブランドのモデルは誰? 2026.2.25 12:00 PM」という「QRO」公式アカウントの投稿には、2日間で1万以上のいいねがついた。
この広告を仕掛けたのは、メガネトップが展開する眼鏡市場。同ブランドが新たに展開する黒眼鏡専門デザインレーベル「QRO(クロ)」の事前プロモーションとして展開した。
ブランドミューズにはMrs. GREEN APPLEを起用し、3人の顔を合成した人物をモデルとしてティザービジュアルを公開。
2月25日には予告通りX上で種明かしを行い、2月27日の発売開始とともに、Mrs. GREEN APPLEの3人が出演するテレビCM「眼鏡市場『QRO』DEBUT 」篇の放映を開始すると発表した。
テレビCM「眼鏡市場『QRO』DEBUT 」篇は27日から放映を開始する。
「眼鏡市場」をあえて伏せたティザー
「QRO」は個別の新ブランドというよりも、「眼鏡市場」のプライベートブランドフレームの中に展開される “特別な黒” を冠したデザインレーベル。「黒」を「QRO」と定義し、「黒眼鏡専門デザインレーベル」という概念に集約しているという。
しかし同社は事前プロモーションで、「眼鏡市場」の名称を前面に出さなかった。同社 担当者はその狙いについて、次のように説明する。
「眼鏡市場という大きなブランドであると、あらゆる物事が既存のパーセプションの中で判断されてしまう。『QRO』というものだけで世の中にジャッジを仰ぎたかった。そのうえで、より効果的に『QRO』を話題化させる手法のひとつとして、“考察誘発型匿名プロモーション” を組み立てました」。
「QRO」は黒眼鏡に特化し、22デザイン×2パターンの計44種類を展開する。
今回のビジュアルでは、Mrs. GREEN APPLEの3人の顔を合成するだけでなく、目の中への映り込みや、フェーズ3を迎えたミセスのバンドデザインと同じ「A」のピアスなど、細部にもヒントを盛り込んだ。
「じぶん色=自分らしさ」という軸を持った「QRO」であることから、コミュニケーションの軸も「自分らしさ」に。人物を構成する“らしさ”を分解し、再構築することで、新たな「らしさ」に気づくという考え方を反映した。
「映り込みや、ピアスなどは、エンターテインメント。SNSでの発話を促すために、ファンの皆さまに“気持ち多め”のネタバレ要素を提供しました。広告を超えた、ひとつのエンターテインメントとして楽しんでもらいたいと思っています」(担当者)。



