トヨタ自動車は、ドライバーの安全意識向上を目指したウェブムービー「玄関あけたらラブストーリー」を2月25日に公開。家族のもとに帰る日常を題材に、安全運転の大切さを見つめ直す内容としている。
「玄関あけたらラブストーリー」
本作は新規撮影ではなく、一般の協力者から集めた映像で前半部分を構成。家族の帰宅に幼い子どもたちが全身で喜ぶ姿をつなぎ合わせ、日常の中にある歓喜の瞬間を一つの動画にまとめた。超高速のハイハイや歓喜のダンスなど、家の玄関先で起きる「ただいま」の情景を積み重ねることで、安全運転がそのまま家族の時間につながっていることを伝える狙いがある。
制作の背景としてトヨタは、交通事故は減少傾向にある一方で、依然として大きな社会課題である点を挙げる。人の移動が増える年度末の3月は、急ぎの運転や疲労による注意力散漫などから事故リスクが高まりやすいとし、運転技能だけでなく運転者の意識を継続して高める必要があると訴える。
動画カットの一部。安全運転と家庭での幸せは地続きであることを表現する。
以前より同社は、究極の願いとして「交通事故死傷者ゼロ」、さらにその先の「交通事故ゼロ」社会の実現を掲げ、クルマの安全技術、交通環境の整備に加え、人の意識も含めた三位一体で取り組む方針を示している。
例えば、SDV(Software Defined Vehicle)においても、最も重要な提供価値を「安全・安心」、すなわち交通事故ゼロの社会に貢献していくことと位置付け。SDVの直訳である「ソフトウェアで定義されたクルマ」を目指している。2025年12月から販売を開始した新型RAV4では、ソフトウェア開発に「Arene」を活用。これからのクルマは“買ったときのまま”ではなく、クルマの外(交通インフラ)ともつながり、データの蓄積と学習、リアルタイムな反映でクルマ自体も進化を続ける機能を搭載しているという。
ウェブムービーは、こうした技術や仕組みの話を前面に出すのではなく、「帰る」という行為の先にある家族の表情を軸に、安全運転を自分ごととして捉え直す導線をつくった。トヨタが進める安全への取り組みを、日常の感情に結びつけて伝えるコミュニケーションとして位置付けられるだろう。
なお、同社では以前より「#CHANGEトヨタのサステナビリティ」としてオリジナルムービーを制作。今後も交通事故ゼロ社会を目指し、「ヒト」「クルマ」「インフラ」の三位一体での取り組みを進めていくとしている。
2024年に公開した「あおり運転 囲み取材」。他にも育休や免許返納、ダイバーシティなど様々な社会課題への取り組みを伝えるムービーを制作している。
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