浦和レッズのホーム “埼スタ” 周辺ローソンが店舗駐車場を有料貸出の実証実験スタート

ローソンは2月28日から、イベント会場近隣の店舗駐車場を、試合や催し物があるときに限って「有料・予約制」で貸し出す実証実験を開始する。店舗付帯のコインパーキングを除き、イベント会場近隣の店舗駐車場を臨機応変に有料・予約制で貸し出すのは、大手コンビニとして初めてだという。

実証実験の場所は、Jリーグ・浦和レッズのホームスタジアムで、さらにサッカー日本代表の試合などビッグマッチが行われてきた「埼玉スタジアム2002」近隣の「ローソンさいたま浦和美園店」。同会場ではゴールデンウィークにはロックフェス「VIVA LA ROCK」も毎年開催されている。

ローソンによると、近年はライブ鑑賞やスポーツ観戦のニーズが高まる一方、イベント会場によっては慢性的な駐車場不足が発生しており、同スタジアム周辺でもイベント開催時の “長時間駐車” が近隣店舗で見受けられた。こうした課題を踏まえ、店舗駐車場の一部を貸し出すことで、来場者の利便性向上と駐車場の有効活用につなげる狙いだという。

アース・カーが運営する駐車場シェアリングサービス「特P」と連携し、予約・事前決済までをアプリ/サイトで完結させる。利用者が特Pのアプリ/サイトで空き状況を確認し、日程を選んで事前決済することで予約が完了。当日は特Pのサインがある車室に駐車する仕組みで、店舗での手続きは不要としている。貸出車室数は6台(状況により変更の場合あり)。

先行事例ファミマ×タイムズの「店舗駐車場の貸し出し」

コンビニ駐車場の利活用では、ファミリーマートが2015年にタイムズ24(パーク24グループ)と業務提携し、「一部店舗で店舗駐車場のタイムズ化を実施」する方針を示している。来店客の駐車をよりスムーズにすることを目的に掲げており、店舗の駐車スペースを時間貸駐車場として運用する。

一方で今回ローソンが打ち出したのは、スタジアム近隣店舗の駐車場を「試合や催し物があるときに限って」有料・予約制で貸し出す点に特徴がある。需要が集中する特定日・特定エリアに絞り、イベント来場者の “停め先” を事前に用意することで、周辺の駐車不足や近隣店舗で発生していた長時間駐車の課題に対応する。

駐車場は「収益化できる店舗インフラ」へ 車中泊、EV充電など各社がビジネス化

コンビニ各社は、店舗駐車場を単なる付帯設備ではなく、サービスの受け皿として活用し、ビジネス化する動きを強めている。

ローソンは2025年7月から千葉県の店舗で「車中泊」の実証を行っており、今回の駐車場貸し出し施策と同様に、店舗敷地の一画をサービス化する取り組みとして位置づけている。ローソンは、車中泊の実証について「主に週末や連休中に利用が多い」「店員がすぐ近くにいるため安心」「買い物ができて便利」といった利用者の声があったと説明している。

またファミリーマートは、e-Mobility Powerと共同で、店舗に設置している電気自動車用急速充電器を高出力機(100kW級、50kW級)へ入れ替える方針を示し、2023年度に約220店で新型急速充電器の設置、2025年度を目途に入れ替え完了を目指すとしている。2010年から店舗への急速充電器設置を進めており、全国約700店舗に設置している。

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