三井不動産が、横浜・関内駅前の旧市庁舎跡地を再開発した大型複合施設「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」が3月19日にグランドオープンする。鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー(DeNA)、東急、星野リゾートの8社のコンソーシアムで推進してきた約13万平米規模のミックスユース開発で、オフィス、商業、ホテル、新産業創造拠点などを集積する。オープンに先立ち、3月12日に記者発表会・内覧会を開いた。
同施設は、JR関内駅前に位置し、横浜スタジアムに隣接。周辺には馬車道、野毛・桜木町、中華街・元町、山手といったエリアが徒歩圏にあり、三井不動産は各エリアをつなぐ「回遊のハブ」としての役割を担わせる考えだ。三井不動産の植田俊社長は、施設名に「この町の歴史と未来、人と人、街と街を結ぶ架け橋になりたい」という思いを込めたと説明し、「新旧融合のまちづくり」を通じて関内の新たな価値創造の起点にしたいと語った。
同施設の開発責任者である三井不動産 関内プロジェクト推進準備室室長の柳川元宏氏が横浜・関内のポテンシャルを語った。みなとみらい地区だけでなく、関内も横浜武道館・横浜BUNTAI・横浜スタジアムなどで続々と再開発が進んでいる
開発の核となるのは、旧横浜市庁舎行政棟の再活用と、新たなにぎわい施設の導入だ。旧市庁舎行政棟は、星野リゾートが展開する都市型リゾートホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」として生まれ変わる。加えて、DeNAが運営する日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ「THE LIVE」、没入型体験施設「ワンダリア横浜」、横浜市最大級をうたう新産業創造拠点、オフィス、商業施設などで構成される。商業エリアは「横浜オリジン」をコンセプトに掲げ、横浜発祥の料理や食文化、多国籍な港町らしさを体感できる店舗をそろえるという。
発表会では、施設を担う各事業者が関内エリアへの期待を語った。プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」のオーナーでもあるDeNAの南場智子会長は、横浜スタジアムの公式戦開催日は年間70日ほどにとどまり、「試合のない日が290日ある」と指摘。そのうえで、試合前後の立ち寄り需要だけでなく、「ここが目的になるような新しい体験」を幅広い層に提供したいと話した。

