バンダイナムコ研究所は3月26日、バンダイナムコグループが保有するIP資産の活用を支援する「スマート検索エンジン」を開発したと発表した。
同エンジンは、バンダイナムコグループ内に蓄積されたIP関連の画像や映像資料を対象に、同社内で必要な素材を迅速に検索できる仕組み。IPに特化した設計が特徴で、作品内の固有名詞や物語にのみ登場するワードにも対応するという。
これにより、従来は探し出すのに時間を要していた資料も、瞬時に検索できるようになる。バンダイナムコグループでは、制作部門や管理部門をはじめ、さまざまな業務場面での活用を見込んでいる。
バンダイナムコグループは、年間500以上のIP*の世界観や特性を活かし、玩具、ゲーム、アニメーション、施設など、多彩な事業領域をワールドワイドで展開している。しかし、年々増加する大量のコンテンツを効率的に管理・活用することは、制作および商品開発などIPコンテンツを扱うセクションにおいて大きな課題だったという。
*2025年3月現在「数字で見るバンダイナムコ(バンダイナムコホールディングス)」より
その課題を背景に、バンダイナムコ研究所は2024年からグループ内の膨大な画像・映像データを瞬時に検索できる「スマート検索エンジン」の研究を開始。2025年には設定資料やイラストを対象とした「IP特化型・画像検索サービス」に実装し、同年には映像を対象にした「IP特化型・動画検索サービス」も開発、テスト運用を始めていた。
今回開発した「スマート検索エンジン」はバンダイナムコグループ内のIP設定資料や公式の情報を活用。画像認識、映像認識技術により、「IP知識を考慮した」画像・映像のほか、3Dのキャラやオブジェクトのモデルデータなども検索することが可能になる。画像、映像それぞれの検索機能は以下の通り。
「IP特化型・画像検索サービス」
「スマート検索エンジン」により、テキストや画像の入力で、目的の画像を検索できるシステム。制作および商品開発などで活用され、一般的な用語だけでなく、IPコンテンツを扱うセクションならではの専門用語やキャラクター名などのIP独自の固有名詞を入力すると、膨大な設定資料や画像資料から、関連画像を表示することができる。
「ミライ小町 ピースのポーズ」で検索した画面。資料から該当するサムネイルを表示。クリックすれば、その画像にアクセスすることができる。
「IP特化型・動画検索サービス」
「スマート検索エンジン」により、テキスト入力で映像内のシーンを検索できるシステム。「IP 特化型・動画検索サービス」同様、制作および商品開発などで活用され、キャラクター名や舞台名などのIP独自の固有名詞や、あいまいなワードでも検索することが可能。また、映像作品の場合、作品名や何話のどのシーンか、時間とともにサムネイル表示され、即時にそのシーンから見ることができる。
「ミライ小町 お家 DJ」で検索すると表示されるサムネイル画面。
サムネイルをクリックすれば、該当シーンが再生される。



