渋谷駅の「あすけん」交通広告、「圧がすごい」とXで拡散  “並び ”と“文脈”でつくるコミュニケーション

AI食事管理アプリ「あすけん」を開発・運営するaskenは、2026年3月23日から29日まで、東急東横線・田園都市線渋谷駅に「未来さんの新生活応援広告」を掲出した。

一見、新生活に向けた爽やかな広告だが、SNS上ではある“異変”がきっかけで爆発的な拡散を見せた。

「目線」でストーリーをつくる

今回X(旧Twitter)で話題となったのは、広告の「掲出場所」だ。

「未来さんの新生活応援広告」に書かれたのは、「この春も、みなさんの健康を見守っています」というメッセージだ。そして栄養士キャラクター・“未来さん”の目線の先にあるのは、白泉社の漫画『どかぐいダイスキ!もちづきさん』の広告。累計80万部突破記念として、同じく3月23日から29日までの1週間、東急東横線・田園都市線に掲出された。

掲出直後から「あすけんの圧がすごい」「並びが天才的」「これは抗えない」といった投稿が相次ぎ、瞬く間に数万規模のリプライやリポストを記録した。

askenのプレスリリース掲載画像より。隣の広告がすでに見切れている。

白泉社のプレスリリース掲載画像より。あくまでも、80万部突破記念の《食欲の春♪ポスター》である。

この状況について公式アカウントは、「元々正面を向いていましたが、右のもちづきさんの食べっぷりが気になり、目線が横にいってしまったようです」と説明している。

未来さんと望月さんのこれまでの戦い

まるよのかもめ作『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』は、『ヤングアニマルZERO』(白泉社)にて連載中の漫画。たくさん食べる、すなわち“ドカ食い”することで血糖値を急上昇させる、危険なストレス解消法を実践する女性会社員・望月美琴の日常生活を描いている。ウェブコミック配信サイト『ヤングアニマルWeb』でも公開されており、最新話が更新される度、その常軌を逸した食べっぷりがSNS上で話題になってきた。

なお未来さんは、実は過去にも、望月さんの行動に対して反応を見せていた。

アプリの外でも「見守る」施策を展開

同社はこうしたSNSや広告でのコミュニケーションに加え、キャラクターのグッズ化による立体的な施策も進めている。

2025年10月には、通販サイト「SuperGroupies」にて未来さんのライフスタイルグッズ4種の予約販売を実施。デジタルスケールやウォーターボトル、全身アクリルスタンドなど、「アプリの外」からもユーザーの健康習慣をサポートするアイテムを展開した。

今回の広告施策について、asken マーケティング担当の阿部璃央奈氏は次のように述べている。

「駅での掲出は一瞬の接触である一方、見つけた方が写真を撮って共有してくださったり、感想を投稿してくださったりと、皆さまの反応によって企画が育っていく面もあります。今回、もちづきさんの広告と隣り合わせになったことを見つけ、投稿し、反応してくださった皆さまのお力あってこそ成り立った企画だと感じており、感謝の気持ちでいっぱいです」。

スタッフリスト

企画制作 レッグス、OK GRAPHICS
CD 石垣雅恵
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企画+C 小山宏紀
D 佐藤雄太
AE 新谷虎鉄、藤波貴之
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