スポーツ関連の定額制動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」を運営するDAZN Japan Investmentは4月20日、6月から7月にかけて開かれるサッカー・FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けて、サッカーコンテンツに特化した新料金プラン「DAZN SOCCER」を用意したことを発表した。W杯のほか、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン、Jリーグなどを通常より安く見ることができる。さらに年間契約の最初の3カ月間は月額980円で利用できるキャンペーンも実施する。同プランをもとに新規ユーザー獲得を目指す。
同日に都内で行われたメディア向け説明会では、W杯に向けたDAZNの戦略も示された。DAZNでは全104試合のライブ配信が行われる。また大会の公共性を鑑み、日本代表の試合は無料で配信するが、より多くの人が体験を共有できるよう、大規模なパブリックビューイングも展開する計画だ。なお、日本代表戦は地上波(NHK・日本テレビ・フジテレビ)でも放映されるが、DAZNはこれを競合ではなく「補完関係」と説明する。移動中や深夜など、ユーザーのライフスタイルや視聴環境に合わせて最適なプラットフォームを選択できる環境を提供することで、より多くの視聴機会を創出する狙いだ。
テクノロジーで新たなスポーツ視聴体験を創出
配信にはマルチアングルやデータテイメントなどの新機能を導入する。テクノロジーを活用し、従来とは異なるスポーツ視聴体験の提供を目指す。DAZN Japan CEOの笹本裕氏は、今回の取り組みを「テクノロジーのワールドカップ」と位置づけた。監督目線や選手目線など複数の映像を切り替えられるマルチアングル機能に加え、ヘディングの高さやシュートスピードなどのデータをリアルタイムで表示するデータテイメントによって、コアファン層だけでなくライト層にも楽しめる体験を広げる考えだ。
DAZNは、今年のサッカーに続き、来年のバスケットボール、ラグビーとW杯が続くことを見据え、「ワールドカップといえばDAZN」というポジションを確立することを目指すと説明。笹本氏は、「104試合全試合をライブで届けるには相当なインフラの力が必要。新しい視聴体験を体感し、今後の大きな大会にも期待してほしい」と意気込みを語った。

