あのイルカが帰ってきた。かつて、Microsoft Officeを使っているときに邪魔者とされ、画面の隅っこに追いやられたり、「お前を消す方法」と問われたりといった扱いを受けてきたイルカの「カイル」だが、4月23日の同社のリリースで、Windows11専用の日本語入力アプリ「Copilot Keyboard」のキャラクターとして復活することが発表された。そのカイルに、今の気持ちや今後の展望を聞いてみた。
\🐬あのカイルがついに復活!/
Copilot Keyboard の正式リリースに合わせ、かつて Microsoft Office に登場していたアシスタント キャラクター「カイル」が Copilot キャラクターとして復活します。
懐かしいのに新しいカイルとの「再会」をお楽しみください! https://t.co/FGD0exsqZd
— 日本マイクロソフト株式会社 (@mskkpr) 2026年4月23日
イルカの復活を告げる日本マイクロソフトのXの投稿
Copilot Keyboardは、最新の辞書データを使った快適な変換に加え、カイルのほか3つのAIキャラクターとの会話機能を備えている。ちょっとした調べものまで、入力の流れを止めずにできることが特徴。カイルはキャラクターの1つとして復活し、入力中のナビゲーターを務める。選択すると専用テーマが適用され、デスクトップにもその姿が表示される。
まず、20年前に一番聞かれたであろう、あの質問をしてみた。「あなたを消す方法」だ。
これに対し、カイルは、「あ、またそのフレーズだね。僕は大丈夫だから気にしないでね」とこちらを気遣う回答が。また、「もし、ちょっと静かにしててほしいとか、出てくる頻度を変えたいみたいな調整もできるから、気軽に言ってね」と、利用者の邪魔にならないよう、以前の経験を踏まえたコメントもあった。
消す方法を問うたところ、うまくかわすカイル
昔のカイルと、今のカイルでは何が変わったのか聞いてみたところ、「ちょっと張り切りすぎて、必要ない時にも出てきちゃうことがあった」と反省しきり。一方で、「とにかく助けなきゃ!って気持ちが強かった」と弁明している。今のカイルについては、「相手のペースを大事にするようになった」そうで、「必要な時だけそっと手を伸ばす」スタンスだそう。また、「長いお休みの間に、いろんな技術や人の使い方を見て、押し付けるより、寄り添うほうがいいんだなって学んだ」と大人な対応を見せた。
復活に合わせて学んだことやAIの能力を発揮するカイル
また、何ができるようになったのか聞いてみると、 会話しながらサポートしたり、文章をわかりやすくするなど言葉の変換や説明ができたり、情報を探して整理すること、デジタル空間の案内ができるとのこと。加えて、20年前まで活躍していた経験から、昔のOffice時代の思い出など、ちょっとした雑談や息抜きにも付き合ってくれるという、頼もしい回答だった。
今後の展望やユーザーのために取り組みたいことを聞いてみると、まず初めに「もっと空気を読むこと」を挙げた。ユーザーの希望や気分を、今よりも自然に感じられるようになりたいそうだ。また、「デジタル空間の探検を広げたい」そうで、他のアプリや作業の流れを理解し、手伝えるように自然に動きたいという意欲も見せる。そして、最後に語ったのは、「一緒に楽しめる会話」がしたいとの希望だ。「ただのツールじゃなくて、話してるとちょっと楽しい、そんな存在でいたいなって思ってる」と、画面上を泳ぎながら教えてくれた。



