岩波書店がTシャツを販売したワケ 一目でわかる “概念岩波” デザインはどう生まれたか

岩波書店は5月19日、岩波文庫編集部の公式Xにて「岩波文庫」「岩波新書」「岩波ジュニア新書」Tシャツの発売を発表。デザインの秀逸さから「ほしい」と引用ポストする投稿が相次いでいる。販売サイトはpTa.shop。

pTa.shopとは、出版社が参加する「プリントTシャツモール」。1枚から印刷するオンデマンド方式のため売り切れや在庫・返品のリスクがなく、書籍ジャンルから商品を探すことができるのが特徴。

まず古典を収録している「岩波文庫」では、カバーの色をデザイン。思想・哲学・宗教・歴史・美術などの青、古典日本文学の黄、近現代日本文学の緑、法律・政治などの白、外国文学の赤の5色を用意した。加えて、創業以来変わらない表紙デザインである“唐草模様”をデザインしたTシャツも制作している。

また、新書レーベルの「岩波新書」では表紙カラーの赤版・青版・黄版、入門新書を扱う「岩波ジュニア新書」ではイメージキャラクターの「ジェッピーと仲間たち」をプリント。「岩波ジュニア新書」では、白ベースだけでなく、グレーやライトピンクなどのTシャツも販売する。

写真 商品 岩波文庫 Tシャツ

写真 商品 岩波新書 Tシャツ

写真 商品 岩波ジュニア新書 Tシャツ

左から「岩波文庫/表紙カラー 青帯」「岩波新書/表紙カラー 赤版」「岩波ジュニア新書/イメージキャラクター大集合Tシャツ」。

岩波書店 営業局 営業部 プロモーショングループの竹田桃香氏は、企画意図について「他出版社がTシャツを販売している様子を見て、岩波書店でも同様にファンに喜んでもらえるのではないかと思った」と話す。

「ターゲットは、岩波文庫、岩波新書、岩波ジュニア新書に関心があるすべての方。岩波ジュニア新書に関しては、学校図書館で支持の厚いキャラクター『ジェッピーと仲間たち』についても、この機会に広く知ってもらいたいと考えています。

Tシャツのデザインについては、若手社員でアイデアを出し合いました。当社の本を好きで読んでくださっているたくさんの読者が、それぞれの好きな本を思い浮かべながら身につけてもらえるようなデザインはどんなものだろうか……と知恵をしぼり、あえてタイトルなどが一切入らないシンプルなデザインにしています。文庫と新書の色は実物にできるだけ近い色を選びました。早速読者や書店から問い合わせをいただいています」(竹田氏)。

過去、岩波書店では、広辞苑をデザインしたポーチやトートバッグ、書籍のアクリルキーホルダーなども発売している。

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