ダ・ヴィンチ「休刊」へ ネットに押される雑誌の厳しすぎる状況

KADOKAWAは、月刊誌の『ダ・ヴィンチ』について、今年11月号(10月6日発売)をもって休刊すると発表した。姉妹メディアであるWEBサイト『ダ・ヴィンチWeb』は、今後も継続して運営する。紙媒体の雑誌を巡っては、読者の情報収集の変化や出版不況などを受けて休刊が相次いでいる。

『ダ・ヴィンチ』は、本の情報誌としてリクルートが1994年に創刊。その後、メディアファクトリーへ移管、2013年以降はKADOKAWAが発行していた。リクルートでの創刊から32年の歴史があるが、スマートフォンの普及などで読者の情報収集の方法が変化したことなどを受け、「紙媒体としての役割に一つの区切りをつけ、これまで培ってきた編集力とブランドを次なるステージへと継承・発展させるべく、今回の決定となりました」としている。

ダ・ヴィンチ編集部のXの投稿

雑誌の休刊については、背景にメディアの多様化や出版不況が理由として挙げられることが多い。新たな雑誌コードを取得することが難しいことや、出版を再開する可能性があることから、「休刊」という決定をとることがある。

ダ・ヴィンチ編集部のX

全国出版協会の出版科学研究所によると、月刊誌や週刊誌の雑誌販売額は1997年をピークに、減少傾向が続く。月刊誌は、休刊する雑誌が創刊する雑誌の数を上回り、総銘柄数も右肩下がりの状況で、人気アイドルが掲載された号や、付録つき号などが単号で売れる傾向が強いという。

週刊誌については、インターネットやスマホの普及で、読者の情報を得るスピードが格段に速くなり、速報性でもWebメディアに太刀打ちできない状況に。ほぼすべてのジャンルで大幅に減少しており、ピーク時の6分の1以下にまで縮小するなど、厳しい状況が続いている。

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