富山県は7月8日、富山空港の新たな愛称を「富山高山すし空港」に決定した。英語表記は「Toyama-Takayama Sushi Airport」。現在の「富山きときと空港」から変更し、インバウンド誘客につなげる狙いだと地元メディアが報じている。
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ただ、発表直後から日本語圏での評判は芳しくない。Yahoo!リアルタイム検索の「SNSのバズまとめ」では、7月8日午後時点で関連ポスト74件を集計し、ポジティブ17%、ネガティブ83%と表示された。同機能では「普通に富山空港でいい」「高山を入れたのは不自然」といった反応が紹介されている。Xにおいても「絶望的にダサい。センスのかけらもない」といった投稿が見られた。
「富山きときと空港」から変わったワケ
旧愛称の「富山きときと空港」は、2013年の置県130年と空港開港50周年を記念し、県民の愛着を深める目的で公募によって選ばれた。「きときと」は富山弁で「新鮮な」「生きがいい」を意味し、富山の海の幸など地域の魅力を伝える言葉だった。
5月28日の定例記者会見で新田八朗知事は、「富山きときと空港」は決定から10年以上が経過し、一定の役割を果たしたとの認識を示した。
そのうえで、新田知事は「混合型コンセッション導入による官民連携の効果を高めるため、新しい愛称を検討する」と説明。混合型コンセッションとは、完全民営化ではなく、県が所有権と一定の費用負担を残したまま、民間の運営ノウハウを入れる官民連携の方式だ。
富山県の実施方針では、富山空港はこれまで空港基本施設、駐車場、旅客ビルなどが分かれて運営され、空港全体として一体的で機動的な経営ができていなかったと説明している。施設運営を一体化し、利用促進や魅力向上、サービス拡充につなげるため、独立採算型ではなく混合型コンセッションを導入するという考えだ。
同会見で新田知事は、富山空港の正式名称はあくまで「富山空港」であり、そこに「高山」や「すし」を加える提案について「良い案」と受け止めた。県民の愛着を深める観点から公募で決めた「富山きときと空港」とは対照的に、今回は運営事業者の視点、現場の視点を重視して進めたいとも述べていた。
