「5年後10年後も大丈夫?」経営者の危機感に響くeiicon初のテレビCM

テレビCMの活用に踏み切る際、どのような戦略を持って臨んだのか。今回はeiiconのCMに迫ります。
※本記事は月刊『宣伝会議』2026年9月号に掲載しています。

企業経営において、新しい価値をつくり出すにあたり、社外の技術やノウハウと連携していく手法を「オープンイノベーション」と呼ぶ。このオープンイノベーションを実現するためのプラットフォーム「AUBA(アウバ)」を運営するのがeiiconだ。

「AIをはじめテクノロジーが進化する中、既存企業が既存事業を伸ばすだけでは限界がやって来ます。新たな事業をつくり“経営の柱”にしていく必要がありますが、それを自社だけで行うのではなく、他社のアセットを活用していく。これがオープンイノベーションの考え方です」と取締役副社長 富田直氏は話す。

eiiconはパーソルグループの社内カンパニーとして生まれ、2023年に独立。あらゆる企業が新価値を創造できるような状態を目指し、「イノベーション市場」の形成に取り組む。

「AUBA」では共創相手を見つけ、事業をつくるところまでを支援する。自社についての言語化、事業計画作成、事業化の進捗管理をする機能なども提供し、新事業創出を導く。累計登録社数は約3万9000社、マッチング企業件数は10万件を超え、日本最大級の共創プラットフォームとなっている。

この成長をさらに加速させるべく、同社は2026年1月4日、初となるテレビCMの放映を開始した。

「既存企業の限界篇」は、「長年やってきた事業があるから大丈夫か」と自らに言い聞かせる経営者に対し、「5年後10年後も大丈夫?」という問いが差し込まれるストーリーだ。「挫折しない新規事業篇」では、新規事業を任された担当者に「社内のメンバーだけで大丈夫?」と問いかける。

前者では既存事業だけで経営を続けていくことに対する危機感を、後者では新規事業開発を実践していくにあたっての課題を描き、「ならば、AUBA」というキャッチフレーズで一転、課題解決の手段として「AUBA」を提示する構成だ。

既存企業の限界篇

既存企業の限界篇。

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