LINEヤフーは9月1日、「防災の日」のタイミングに合わせて日本・台湾・タイの防災に関する意識調査の結果を発表した。8月4日から6日にかけて、各国・地域の18〜69歳のインターネットユーザー420人ずつ、計1260人を対象に調査を実施したもの。日本・台湾・タイにおける自然災害への意識や日頃の備え、災害時の情報に対する意識の差異が明らかになった。
「自然災害に対する備えや対策をしていない/不十分」は7割超
不安に感じる自然災害について聞いたところ、日本と台湾でもっとも回答割合が大きかったのは「地震」。いずれもおよそ8割が回答しており、次点に「台風」(日本51.0%、台湾61.9%)が続いた。一方、タイでは「洪水」が76.7%でもっとも多く、「地震」70.2%、「干ばつ・水不足」54.3%と続いている。それぞれの自然環境や災害リスクとの関連がうかがえる結果となった。
「自然災害に対する備えや対策についてどの程度できていると思うか」という質問に対して、「備えや対策をしようと思っているが、していない」もしくは「備えや対策はしているが、十分ではない」と回答した人の割合は、日本88.1%、台湾81.0%、タイ75.0%とすべての調査地域で7割以上に。一方、「しっかりと対策できている」と回答した割合は日本5.5%、台湾6.0%、タイ16.0%とタイが最多の結果となった。
「すでに自然災害への備えや対策をしている」と回答した人を対象に、普段から行っている対策や備えの内容を質問したところ、日本と台湾の最多回答は「非常用の水や食料、日用品の備蓄」(日本72.8%、台湾72.5%)。タイでは「災害状況のニュースの確認」が74.4%でもっとも多く、次いで「非常用の水や食料、日用品の備蓄」が69.7%と情報確認が第一優先事項に上がっている。
「災害状況のニュースの確認」は、日本46.0%、台湾60.3%で、タイが3カ国・地域の中でもっとも高い一方、「家族や大切な人との連絡方法・安否確認方法の確認」は、日本39.1%、台湾61.4%、タイ45.3%となり、台湾で高い回答割合が見られた。
防災のきっかけは「自然災害のニュースを見て」が最多
また自然災害への備えや対策を始めたきっかけは3カ国・地域すべてで「自然災害のニュースを見たとき」がもっとも多い(日本53.5%、台湾63.0%、タイ68.9%)。また、日本とタイの場合は次点が「身近で自然災害が発生したとき」であり、災害に関するニュースや実際の災害に接することが、防災について考えたり、行動を始めたりするきっかけになっていることがうかがえる。
過去に災害関連の偽・誤情報を見聞きしたことがあるとの調査に対し「ある」と回答した割合は、日本42.6%、台湾55.0%、タイ66.7%。また、偽・誤情報を見聞きした経験がある人に内容を質問したところ、3カ国・地域すべてで「被害状況に関する情報」がもっとも多く、いずれも6割以上が回答していた。





