次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する月刊『宣伝会議』の連載『R30のホープたち』。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回は、オルビスで活躍する石田桜さんに話を聞いた。
※本記事は月刊『宣伝会議』12月号の転載記事です。
注目のマーケティングキーワード「シニア×AI」
シニア市場向けのプロモーションでは、テレビや折込チラシなど、オフラインの手法が主流です。オルビスには、長年お客さま一人ひとりと向き合い、コミュニケーションを積み重ねてきた経験があります。その強みにAIをはじめとする最新技術を掛け合わせ、お客さまにとって最良のコミュニケーションを紡いでいきたいと思っています。シニア市場には、まだまだ開拓できる可能性があります。「シニア×AI」という領域はまだ手探りですが、オルビスならではの強みを掛け合わせ、市場のさらなる事業成長につなげていきたいです。
若手のうちから裁量を持てる環境へ
スキンケアを軸としたビューティーブランドであるオルビス。同社が2023年にローンチした、シニア世代向けの本格エイジングケアブランド「オルビスアンバー」の展開など、シニア市場のシェア拡大を牽引しているのが、入社6年目の石田桜さんだ。
現在はシニア市場開発グループのマネジャーとして、10名弱のメンバーを束ねている。学生時代は大分県の別府で過ごし、現地の飲食店の魅力を発信する個人のInstagramアカウントを運用していた。
「自分が良いと思ったものを発信し、それを見た人が喜んでくれる。そのプロセスを通じて、自分が“良い”と思ったものを多くの人に届けるマーケティングの楽しさを知りました」。
就職活動では、「若手のうちから裁量を持って挑戦できる環境が、自分の成長のレバレッジになる」と考え、大きな役割を任せてもらえる環境に惹かれてオルビスへ入社。初期は新規顧客獲得チームでデータ分析や広告運用を担当した。
2年目からは部署横断型のプロジェクトに参画し、「オルビスアンバー」の立ち上げに携わる。当時、オルビスでは、シニア層を新たな成長市場と捉え、その可能性をさらに広げようとしていた。
「Webを起点とした新規顧客獲得では、トライアルセットから本商品購入につなげる勝ちパターンが確立されていました。しかし、シニア世代には……
…この続きは10月30日発売の月刊『宣伝会議』12月号で読むことができます。
