阪急阪神グループ各社とNTTグループ各社は博報堂の協力を得て、10月6日から新たなモバイル会員向けO2Oサービス 「SMART STACIA」を提供開始した。スマートフォンやタブレットなどモバイル端末を活用して、阪急・阪神沿線の各店で利用できる電子クーポンやポイントサービスを提供する。

また今回、サービスの提供開始に合わせて阪神間の中核拠点である梅田（大阪府）・西宮（兵庫県）の主要商業施設で、「SMART STACIA」会員を対象に共同トライアルを行う。実施するのは梅田に位置する「阪急三番街」「HEPファイブ（ヘップファイブ）」「NU chayamachi（ヌー茶屋町）」のほか、西日本最大級の商業施設である「阪急西宮ガーデンズ」。それぞれ、利用者向けの無料アプリとして「ウメダ・スタイルクリップ」「阪急西宮ガーデンズアプリ」を提供する。

具体的には、阪急電鉄の乗降情報や商業施設での購買情報、スマートフォンアプリによるチェックインやNFC（Near Field Communication）端末へのタッチ情報、スマートフォンアプリの利用履歴など、サービスの利用情報をベースにビッグデータ分析を実施。ユーザーの興味・関心にマッチした情報を提供する。トライアル期間は2013年5月10日まで。

参画企業は阪急阪神ホールディングス、阪急阪神カード、NTT、NTT西日本、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、博報堂の7社。博報堂はマーケティングに関する知見を提供し、トライアルの成果向上に貢献する役割を担う。