過去5回の中で最も多い応募数に
WEBで応募…何とも便利なシステムになった宣伝会議賞。去年までのように、作品1枚1枚出力して、夜中に郵便局まで走らなくてもいい…。ギリギリまで粘れる!応募数はどれだけ増えるだろう?
締切の10月31日、水曜日―
いつものように仕事を終えて19時、保育園に子どもを迎えに行き、猛スピードで夕飯を作って食べさせ、お風呂に入れて、絵本を読み、布団へ。湯たんぽのように温かくなっていく我が子…激しい眠気に誘われながらも、子どもが深い眠りに入ったことを確認して、そっと布団から出る。
21時30分過ぎ。残り3時間ちょっと、と思いPCを立ち上げると…。「応募時間は、明朝8時まで延長」とのメールが!眠気が一気に吹き飛び、ラストスパートへ。しかし、目標の100本が遠すぎる…。
ちょっと調べて、焦って考えた言葉は、薄っぺらくて「コピー」とは言えない一行。きちんと整理されていない感がマルわかり。9月からもっと真剣に時間を工夫するべきだった…涙が出そうになる。「60日間の挑戦」という文字を見ると、自分の甘さに情けなくなる。
夜中0時を過ぎると、応募ページに「応募は締め切りました」の文字が。あれ? 時間の延長…夢だった? しばらく待っても同じ状況だったので、一気に諦めモードに。ソファになだれ込むように眠ってしまった私。
午前4時過ぎに起き上がり、PCを見ると「0時~1時、サーバーのメンテナンスでアクセス規制…」との案内が。寝かせておいたコピー予備軍たちを一気に見直し。私フィルターにかけて、作品レベルに推敲…出勤ギリギリまで粘りました。
目標は、100本。実際の応募作品数は、32本でした。目標にほど遠い結果。たった32本ですが、私の過去5回の応募で最も多い数でした。
コピー時間の確保への気持ちで、心が鍛えられた
自分にとって大切な案件(宣伝会議賞・仕事・育児・家事)の同時進行に努力した2カ月。大きな仕事やプレゼンが重なる日々…保育園の行事、予想外に発生する子どものトラブルはスルーできない…。
ひとりの時間が少ない中、コピー時間の確保は、ひたすら自分との闘いでした。でも「両立してやろう!」という強い気持ちがあれば、不可能は可能になるものですね。心が鍛えられた気がします。とても苦しかったけれど、実りある時間でした。
目標数を達成できなかったカッコ悪い私ですが、消えかけたチャレンジ精神に再び火をつけることができました。もしコラム企画に参加していなかったら、今年は応募すらできなかったと思います。
本当にありがとうございました。
明日は、小橋元樹さん(23歳)の「宣伝会議賞チャレンジ宣言(3)11月の安堵編」をお届けします。
挑戦者16人のプロフィールはこちらから。
【宣伝会議賞チャレンジ宣言 高田寿実さんバックナンバー】
「since 1963 コピーライターの登竜門!第50回 宣伝会議賞 特設コンテンツ」バックナンバー
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