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博報堂発表、この夏の生活満足指数 61.1点

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生活満足指数とは

全国の一般生活者6,000名に対し、8月上旬時点で「日常生活全般に対する満足度が最高に高まった状態を100点とすると、あなたのこれまでの3ヶ月間の生活満足度は何点ぐらいだと思いますか?」と質問した結果が、「8月までの生活満足指数」です。今後、3ヶ月に1度の調査を行っていきます。次回発表は12月を予定しています。

生活エリア分析満足指数は前回から微増

8月上旬に調査した「これまでの3ヵ月間(5月上旬~8月上旬)の生活満足指数」は全国平均で61.1点となり、前回(5月上旬調査)より0.1点増加しました。

地域別にみると、10地域の中で最も低かったのは東北で58.3点と前回に続き最下位でした。しかし、指数は改善しており、その伸びは3.4点と10地域で最大、全国平均との差もマイナス2.8点と前回(マイナス6.1点)に比べ大幅に縮小し、他地域との差も縮まってきました。震災からの復興に向かう中で、東北の伸びが目立ちます。

一方、最も高かったのは四国で63.6点、次いで九州・沖縄62.2点、近畿61.9点と続きます。四国は前回は8位でしたが、今回は3.1点増加し1位になりました。前回1位の近畿と3位の九州・沖縄の指数はやや減少しましたが、今回も上位3位にランクイン。生活満足指数は前回と同じく西日本でやや高めという結果になりました。

男は微減、女は微増。

男性の生活満足指数は前回(5月上旬)調査より0.3点減少し58.5点、女性は0.5点増加し63.8点でした。男女差は5.3点で前回の4.5点より拡大。男性では20代の減少幅が大きく、40代は前回に続き全性年代別で最低となりました。一方、女性は20代から40代で前回を上回り、特に40代の上昇が目立ちます。

今回も女性の生活満足指数の高さが目立つ結果となりました。参考として、同時調査の「今後、どのような価値観を反映した生活(13項目)に力を入れたいか」についての結果をみると、前回と同じく「そこそこの満足を良しとする生活」が1位。男性74.3%、女性86.9%と、男女差は12.6点にもなり、前回(10.9点)より拡がりました。

このように、生活に対する満足度の男女差が拡大する背景には、震災から5ヵ月、女性は日々の暮らしにおいて節電対策などを講じることで夏を乗り切る実感を得る反面、男性は長引く景気低迷や、節電などによる仕事環境への影響などがあると思われます。

価値観を反映した生活への注力意向

Q.今後、日常生活において、あなたは次にあげる価値観を反映した生活に、どの程度力を入れたいですか。
選択肢 [力を入れたい・やや力を入れたい・あまり力を入れたくない・力を入れたくない]

調査概要

調査地域 全国47都道府県
調査手法 インターネット調査
調査対象 20歳から59歳までの男女6,000サンプル(有効回収数)
人口構成比を反映するよう、エリア別に性年齢10歳刻みで割付
調査時期 2011年8月1日(月)〜3(水)
毎年2月、5月、8月、11月に調査を実施
企画・分析 博報堂生活総合研究所
実施・集計 株式会社東京サーベイ・リサーチ