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マッキャン、企業のレピュテーション向上を支援するコンサルティングを開始

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マッキャン・ワールドグループと、CSRやCSVのコンサルティングを手掛けるクレアン(東京・港区)は23日、共同でコンサルティングサービス「レピュテーション・マネジメント2.0」の提供を開始した。

サービスは、企業の「CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)」の導入に向けた支援や、企業のレピュテーション向上につながるCSR活動の戦略立案・実行支援を行うもの。

「CSV」とは、米ハーバード大学のマイケル・ポーター教授らが提唱した、事業活動を通じて社会課題の解決と企業の利益・競争力向上を両立させ、社会と企業の両方に価値を生み出すための新しい経営フレームワークだ。

同サービスでは、企業が現在行っている、またはこれから行おうとしているCSR活動を「CSRの活動実態評価」「レピュテーションの現状」「ステークホルダーとの関係性」「企業の経営資源」の4つのポイントからなる“CSV視点”で評価。より社会価値の高い活動とするための戦略構築から、それを実行するための具体的な行動プログラムやコミュニケーションアイデアの提案まで、企業のCSV導入とステークホルダーとの関係強化をトータルで支援する。

同社は、今回のサービス開始の背景について、「最近のソーシャルメディアの発達、事業のグローバル化、サプライチェーンの拡大、CSR情報開示の進展、CSRの要素を加味した格付けや株式投資指数の登場などにより、企業はこれまで以上に透明性のある情報開示と、さまざまな利害を持つステークホルダーとの対話・協働が求められている。このような中、企業が持続的に発展するためには、企業を取り巻くさまざまなステークホルダーとの多面的な関係性を考慮すること、そして社会体に責任ある企業活動の実践だけでなく、事業をより良い社会づくりに向けた『社会価値の創造活動』という視点から捉え直した包括的な事業戦略とコミュニケーション戦略が不可欠となる」としている。国内のみならず、マッキャン・ワールドグループのグローバルネットワークを活用することで新興国や発展途上国をはじめ、海外での展開も支援していく考えだ。