電通テックは28日、ベトナムに本拠地を置き、プロモーション業務全般を手掛ける新会社「プロモテックベトナム」を設立したと発表した。営業は6月1日に開始する。
同社は今回の新会社設立について、「急速に消費市場が拡大しているベトナムには多くの日系企業が進出しており、日本型の高品質なコミュニケーションサービスが求められている。なかでも店舗開発、店頭プロモーション、イベントといったプロモーション関連業務のニーズが高まっていることから、企画から実施までのサービスをトータルで提供できる専門会社が必要であると判断した」としている。
設立にあたっては、資本金の90%をプロモテックが出資、残り10%を現地の投資会社が出資した。なお、取締役会長には、電通プロモーション事業局専任局次長で電通テック出向中の松川直氏、取締役社長には、電通テックDSP部門専任マネージャーの海野偉文氏が就任する。
電通グループは2011年10月、アジア地域におけるプロモーション事業の拡大に向けて、その中核を担う営業拠点「プロモテック」をシンガポールに設立、翌年3月にはインドとインドネシアにプロモテックの子会社を設立して事業の拡大を図ってきた。
今後、新会社「プロモテックベトナム」は、電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」傘下で、電通グループのアセアン・オセアニア地域の事業を統括する「電通アジア」および「イージス・メディア」のアジアネットワークと密に連携しながら事業を展開する。
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