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エリア戦略に新聞広告が奏功――「新聞広告の日」式典開催

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第56回「新聞広告の日」記念式典(日本新聞協会主催)が18日、都内で開かれ、広告主や広告会社、新聞社など広告関係者約600人が集まった。

式典では第33回「新聞広告賞」の贈賞が行われた。今年度の大賞に選ばれたサントリーホールディングスの「サントリー金麦 ご当地季節情緒企画」は全国のブロック紙・地方紙35紙で展開。各新聞社が制作した記事体広告に純広告を組み合わせ、桜の名所や花火大会、郷土料理など各地の風物詩をそれぞれ紹介した。

「金麦」のキャンペーンで新聞広告大賞に選ばれたサントリーホールディングスの内藤俊一副社長

サントリーは国内の地域での拡販策を強化しており、その一環として「金麦」からキャンペーンを始めた。サントリーホールディングスの内藤俊一取締役副社長は「エリアオリジナルのコンテンツに仕上げるには、地方新聞社の協力なくては成しえなかった。(このキャンペーンで)エリアでのブランドステージは高まったと考えている」と壇上でコメントした。

続いて公募形式の「新聞広告クリエーティブコンテスト」の贈賞が行われた。今回のテーマは「しあわせ」。1069作品の応募の中から、最優秀賞には山﨑博司氏(博報堂)、小田茜氏の「めでたし、めでたし?」が選ばれた。昔話の「桃太郎」で成敗される赤鬼の子供に焦点を当てたもの。山﨑氏は、「ある人は幸せと感じても、別の人は幸せではないこともある。それを『桃太郎』という誰でも知っている話をモチーフに表した。新聞は、1対1で深くコミュニケーションできるメディアだと思う」と述べた。

このほか、サントリー「金麦」の企画に携わったサントリービジネスエキスパート宣伝部の田原有花氏、新聞社企画部門で新聞広告賞を受賞した「飲酒運転撲滅プロジェクト『TEAM ZERO FUKUOKA』」に携わった西日本新聞社広告局の秀島徹氏がそれぞれ一連のキャンペーンについて説明した。

「新聞広告クリエーティブコンテスト」最優秀賞に選ばれた
「めでたし、めでたし?」(山﨑博司氏、小田茜氏)