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モノづくりの力が集めた10万人 職人らの手で台東エリアに新たな活気

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第6回「モノマチ」の様子。田中箔押所(台東・小島)では、「モノマチ」開催期間限定で、箔押しの作業を公開。体験イベントを実施した。

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陶芸dakota工房(台東・寿)では、カラフルなタイルを埋めてモザイク作品が作れるワークショップを開催。第6回「モノマチ」では、子どもたちも“モノづくり”を楽しんだ。

東京・台東区の地元店舗254店がモノづくりの魅力を発信するイベント、「モノマチセブン」が5月22~24日の3日間、開催される。製造・卸業が集まる同区御徒町~蔵前~浅草橋を舞台に、伝統工芸職人や洋品店・雑貨店・飲食店が体験型イベントなどを行う。

参加17店でスタートした2011年から7回めを迎え、のべ10万人強が来場する一大イベントに成長した。通常は見られない職人の仕事を体験・見学できるのが目玉だ。

台東・蔵前に拠点を置くセールスプロモーション会社のフラクタルは、POP制作の体験会「ポップパーク in モノマチセブン」を開く。開催日は23、24日の2日間。講師は同社社員が務め、1回あたり20~30人によるワークショップだ。会場は台東区蔵前のワヨービル2階のショールームで、開催時間は昼11時~夕方5時。

手軽ながら奥が深い販促ツール「POP」。写真はジョン・コルトレーン「バラード」のCDに添えられたPOP。60年代を代表するジャズの巨人…にピンと来なくても、「バラード」の魅力を“翻訳”。POPを通じて興味を持つ人を増やした好例だ(月刊『販促会議』2015年4月号「客単価が20%アップする『魔法のPOP』道場」より)。

手軽ながら奥が深い販促ツール「POP」。写真はジョン・コルトレーン「バラード」のCDに添えられたPOP。60年代を代表するジャズの巨人…にピンと来なくても、「バラード」の魅力を“翻訳”。POPを通じて興味を持つ人を増やした好例だ(月刊『販促会議』2015年4月号「客単価が20%アップする『魔法のPOP』道場」より)。

「ふだん店頭で目にするPOPがどのような思いで作られているのか、楽しみながら感じてもらえれば。また、地域には個人商店主や中小企業の方も多い。そうした方々に、私たちがつちかった知見を活かしていただく機会にしたい」(フラクタルの亀岡勇人社長)。

「モノマチ」は人口減少、企業数減少にあえいでいた台東エリアへ、地場から新たに活気をもたらそうという取り組みだ。「イベントをきっかけに直売店をオープンさせたり、参加店同士でコラボレーションして商品を開発したりと、来場者を楽しませる工夫や、新たなビジネスも自発的に生まれはじめている」(主催の台東モノマチ協会)。