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広告ジャーナリストたちが選ぶ広告賞「Epica Awards」が作品募集を開始

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広告専門のジャーナリストたちが審査員を務めるフランス発の国際広告賞「EpicaAwards」が9月1日よりエントリー受付を開始している。同賞は今年29年目を迎える。ヨーロッパ地域を対象とした初の広告賞としてスタートし、2012年以降は全世界を対象とした国際広告賞に刷新した。

昨年は世界70カ国から約4000点の応募があった。審査員には世界各国の広告メディアが参加しており、2015年は新たに米「Adweek」「Digiday」、南アフリカの「MarkLives.com」が審査メディアに加わった。全部で世界44カ国から53のメディアの編集者や記者らが審査に当たる予定だ。ブレーンもそのひとつとして参加している。

Epica Award 解説委員 マーク・タンゲート氏

同賞には「食」「自動車」などの業種部門(プレス、フィルム、アウトドアが対象)、デザイン、デジタル、モバイルなど手法別部門の合計69部門があり、今年新たに「Virtual Reality(VR)」部門、「Personal electronics & devices」「Humour」部門など6つの部門が加わった。「総合広告賞では初のVR部門です。オキュラスリフトやGoogle カードボードの普及によって、今VRはさまざまな実験的表現を進化させられる場になっています。この部門は、デジタルエージェンシーから寄せられた『VR作品を応募したいが専用の応募先がない』という声を受けて設立したものです」と同賞の解説委員であるマーク・タンゲート氏は話す。

昨年日本からは、葵鐘会・ベルネット「MOTHER BOOK」(電通中部支社)がゴールドを、P&G ヘアレシピ「PreciseRecipe」(GREY)および吉田秀雄記念事業財団D&AD「美しきブラックリスト」展(電通)の2点がブロンズを受賞した。「日本はとてもクリエイティブな国。CMに15秒という尺の制約があっても、日本のクリエイターたちは、その中を豊かにする術を持っています。それから、言うまでもなくデジタルでは日本はいつも先を行っています。日本には何回かリサーチのために、それから新婚旅行でも(!)訪れたことがありますが、常に刺激的でたくさんの感動を与えてくれます。私たちはエピカで日本の作品をもっと見たいと熱望しています。たくさんの応募を待っています」。

締め切りは9月30日。審査結果発表および贈賞式は今年11月にベルリンで予定されている。


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