宣伝会議が7月に実施したブランドマネジメントに関するアンケート結果をまとめた調査レポート「日本企業のブランドマネジメント組織と人材 2015」の販売が先日スタートした。
それによると、ブランドマネージャーの関与度が高い仕事は、「マーケティング戦略」「コンセプト開発」「広告・販促」が上位3項目となった。
ブランドマネージャーに、自身の仕事の中で関与度の高いもの、重要度の高いものを5つまで選択してもらったところ、「調査・マーケティング・販売戦略」が81.1%、「コンセプト開発」70.3%、「広告・販促」66.2%となり、この3項目がほかを大きく離す結果となった。
多くの会社では、調査によってコンセプト開発を行い、商品開発の担当部門とともに開発にかかわりつつ、その後の戦略を策定していくことが主な仕事内容と言えそうだ。外資系企業においては、上位3項目以外も「重点項目」として選択していることが多かった。日本企業と外資系企業とでは、ブランドマネジメント部門の仕事の範囲に違いがありそうだ。
また、ブランドマネージャーになる前に、どのような部門・仕事を経験したのかについて聞いたところ、「マーケティング」が60.8%と最も多く、ついて「営業・販売」の47.3%が続いた。営業現場を経験し、マーケティングを経てから、ブランドマネージャーになるケースが多いようだ。また、その他には、人事・総務、研究開発、エンジニア、リサーチといった回答があった。
レポートではこのほか、ブランドマネージャーの転職経験や、予算決定や施策決定における決裁権、ブランドマネージャー育成について行っていることなど、27項目についての回答と、ブランドマネジメントの有識者のレポートが収録されている。
レポートの詳細はこちらを参照
■調査概要
調査機関:2015年7月6日~21日
手法:インターネット調査
対象:企業のブランドマネジメントに関わる人
回答人数:76名
■専門家レポート
①調査結果から読み解くブランドマネージャーの現状
ビジネス・バリュー・クリエイションズ 代表取締役 山本康博氏
②ブランドマネージャーを育成するために必要なこと
えとじや 岡本 晋介氏/TM Future 竹内美奈子氏
③ブランドマネージャーの評価方法
日本ビジロップ 代表取締役 伊藤 裕一氏
④ブランドマネージャーの今日的課題
産業能率大学 経営学部 教授 小々馬 敦氏
新着CM
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
クリエイティブ
ファンケルが30歳前後向けシリーズ発売、杉咲花がCMで「一人十色」表現
-
販売促進
「本気になると、人は白目になる。」 『花とゆめ』創刊 50周年 少女まんがのコピ...
-
クリエイティブ
コピーライターとしての現在地を教えてくれる「地図」―『広告コピーってこう書くんだ...
-
販売促進
伊藤園、「お~いお茶」の博物館オープン 35年の歴史とこだわりを公開
-
AD
広報
東京都「伝わる広報大賞」受賞作が決定 都民一人ひとりに届ける広報活動を活性化
-
クリエイティブ
若い人ほどACC年鑑を買うべき理由――2023ACC賞審査委員長が語る
-
AD
特集
効果がわかる!デジタルOOHの活用事例
-
広報
象印マホービン、“ごはんの魅力を発信する”特設サイトを新設