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インテル、ビジネスマンの動線上すべてに広告

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WiMAX内蔵パソコンの購買促進で

(写真左から)インテル日本法人・宗像義恵副社長、UQコミュニケーションズ・野坂章雄社長

(写真左から)インテル日本法人・宗像義恵副社長、UQコミュニケーションズ・野坂章雄社長

半導体最大手、米インテルの日本法人は12日、高速データ通信WiMAX(ワイマックス)内蔵パソコンの認知度向上と、購入を促すため「いつでもどこでもパソコンプロジェクト」キャンペーンを始める。UQコミュニケーションズと共同で10日、都内で開いた説明会で明らかにした。期間は12月中旬までの約1カ月間で、新聞・雑誌、交通・屋外広告(OOH)や体験型イベント、インターネット広告のほか、自動車のトランクや、弁当箱など異色のメディアも活用する。ターゲットは都内在住のビジネスマン。「動線を意識し、利便性の深い理解を目指した」(山本専・マーケティング本部長)。施策予算は非公表だが、「従来キャンペーンの中でも比較的大きなもの」(山本本部長)とした。広告会社は電通。

インテル日本法人・山本専マーケティング本部本部長

インテル日本法人・山本専マーケティング本部本部長

説明会の席上、山本本部長はそれぞれのメディアについて、ターゲットが1日に取る行動に沿って設けたと説明。朝、新聞や雑誌広告を見て、通勤や勤務中の移動時間にOOHに接触、オフィスでのネット利用中にディスプレー広告に触れる、といった流れを想定した。特設サイトはキャンペーン開始から29日まで。交通広告はJR山手線や広島電鉄の車両内、品川駅、新橋駅その他のデジタルサイネージ(電子看板)で広告映像を流す。新宿駅や有楽町駅では、体験イベントや特殊なパフォーマンスも行う。

異色は、ランチボックス広告やトランク広告だ。ランチボックス広告は、東京国際フォーラム(千代田区)内のネオ屋台村のほか、新宿、丸の内の特定店舗で販売する弁当のパッケージに掲出。ミニノートパソコンをモチーフとしたデザインで、ふたの裏側が広告となる。1万個の販売を目指す。トランク広告は、有楽町、新宿の街頭に停車した特別車両で、トランクを開けた姿がパソコンのように見える。いずれも「『開けたらすぐ、インターネットに接続できる』というメッセージを表現した」(山本本部長)。

UQコミュニケーションズの野坂章雄社長は説明会の席上、「我々の悩みは、認知度・理解度の低さ、今回の施策で基本的な認知を獲得したい」とした。「UQという会社は何か、WiMAXは何か、どんなサービスなのか。これまで30秒CMを出稿してきたが、とても語り尽せない。さまざまな接点から利用シーンが伝わることを期待している」(野坂社長)。現在、内蔵パソコンの販売数のうち、15~16%ほどが同社のサービスに加入しているという。「最低限30%は欲しい。利用者が増えれば、口コミの広がりも期待できる」(同)