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朝日放送、データ放送へ新たに広告枠

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共同購入クーポンの販売告知も

朝日放送「dポチか」イメージ画像

データ放送画面で「dポチか」を選ぶと、地域情報に合わせて広告の見出しやクーポン情報が一覧表示される

朝日放送(ABC、大阪市)は15日、ニュースや天気予報などの情報をテレビ画面に表示するデータ放送内に、広告スペース「dポチか(デポチカ)」を開設する。地上デジタル放送対応機種のリモコンで「d」ボタンを押し、トップ画面から「デポチカ」のページを選ぶと、地域企業から集めた「本日17時からタイムセール」などの広告見出しを一覧で表示する。各見出しを選ぶと詳しい内容が見られる。Webサイトにも同じ内容を掲載する。

また共同購入クーポンサービス「KAUPON(カウポン)」(運営・キラメキックス)と提携して割引クーポン情報を掲載、QRコードで購入サイトへ誘導する。広告掲載料金はデータ放送1日とWebサイト掲載最長7日で、放送地域2府4県で10万円(税別)、1府県で5万円(税別)。

データ放送はTBS系列のRKB毎日放送(福岡市)、中国放送(広島市)、毎日放送(大阪市)が先行しており、ABCは4例目。ABCは後発だが「1日ほぼ24時間、広告への接触が可能で、広告露出時間は当社が最も長い」(コンテンツ事業局)という。提供番組の放送時でもデポチカを表示するなど、広告視聴時間に制限を設けていないため。ただし、データ放送連動番組の放送時は通常よりもデポチカへのアクセスに手間がかかる。

同サービスを手掛けるコンテンツ事業部は、データ放送を収益源にすべく、今年2月ごろから動いていた。今後は「接触人数などを調べ、掲載料金の妥当性などを確かめていく。テレビCMには手が出ない、地域の企業に活用していただければ。印刷や折り込み手間賃を勘案すると、チラシより安く効果のあるメディアになれる潜在力がある。長い目で見ていきたい」(同事業部)。地域の役立つ情報を掲載することで、視聴者にデータ放送の視聴を促す効果にも期待を寄せる。。

サービス開始のきょうは、8社が広告を掲載する予定。