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テレビ健闘、2010年は前年比増――経産省調べ

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経済産業省がこのほど発表した2010年1~12月の特定サービス産業動態調査結果(速報値)によると、広告業の売上高合計は、4兆7379億2400万円で09年比100.5%だった。2010年12月分は合計4267億5300万円(同比4.8%増)だった。2010年マス媒体のうち唯一、09年を上回ったテレビは、1兆4177億8500万円(同比2.2%増)。一方インターネット広告は、2214億2200万円(同11.8%増)で、調査開始から4年連続で前年を上回った。

テレビを除くマス媒体は前年を下回った。新聞は3885億1100万円(前年同月比4.4%減)、雑誌は、1167億2200万円(同比12.3%減)、ラジオは561億8100万円(同比7.3%減)。広告業が落ち込んだ09年より売上高は低く、厳しい戦いを強いられている。

テレビの2010年12月分は1251億6100万円(前年同月比1・7%増)。年末商戦を見込んだ家電・AV機器ほか、化粧品、トイレタリー、製薬、アルコールが主にスポットで出稿した。新聞は324億7400万円(同比1.7%増)で2カ月連続で前年を上回った。

雑誌では家電や情報通信が減らした一方、ブランド品、化粧品が出稿したが、額面が届かず前年同月割れの97億1700万円(同比0.3%減)にとどまった。ラジオも、一部では昨年取り引きのあったレジャー関連や金融保険の出稿が続かず、49億4000万円(同比4.7%減)だった。