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セブン-イレブン商品新ロゴ 佐藤可士和氏が監修

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セブンイレブン×佐藤可士和

セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長(写真左)と佐藤可士和氏(写真右)。左上に掲げられているのが新ロゴ=5月31日、パシフィコ横浜

セブン-イレブン・ジャパンは5月31日、クリエイティブ・ディレクターの佐藤可士和氏の監修で、おにぎりや弁当ほか店舗で販売する独自商品のロゴを制作、自主企画(プライベートブランド=PB)商品のロゴやパッケージも刷新し、随時発売すると発表した。ロゴは従来の「7&i」の意匠を踏まえて新たにデザイン。同時に、イトーヨーカドーなどセブン&アイ・ホールディングス共通で販売していた、PB商品ブランド「セブンプレミアム」のロゴ、同PBブランドの高価値カテゴリー「セブンプレミアムゴールド」のロゴも刷新した。合計約1000点の商品へ導入する。

鈴木敏文・ホールディングス会長と佐藤氏が2009年、同社社内誌の企画で対談したことがきっかけ。翌10年3月から新ロゴ策定のプロジェクトが始動した。セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長は横浜市内の発表会場で、「数多くの商品があっても、つながりがない、などと指摘を受けた」と振り返った。以降、ロゴだけでなく、1000点の商品群のパッケージ写真のディレクションや、バーコード、値段、成分を表記するラベル、「やけどに注意」などのアイコンまで、整理・デザインを重ねた。

佐藤氏は「実は、半分くらいは知らない商品があった」と打ち明ける。「おにぎりなど日常的に購入する商品にはブランド表記がなく、セブンプレミアムには、同ブランドのロゴが付いているものとホールディングスのロゴが付いているものとが混在していた。それらを再整理すれば、消費者にも分かりやすくなる。そこで、仕分けをしていただくようお願いした」(同)。

デザイン面では、屋号のイメージを壊さないように注意。ロゴは、正方形に収まるように設計されており、パッケージ上で組み合わせて、モノグラムを形成できるようにと意図されている。

井阪社長は、すでに新ロゴを記したセブンプレミアム商品の売上が伸びていることに触れ、「瞬間的には変更前の2倍、現在でも20%増で推移している。すべての商品が同様に伸長するとは思わないが、期待を寄せている」とした。セブンプレミアム全体の年間販売売上は、昨年実績から10.5%伸ばし、約4200億円を見込んでいるが、さらに「上方修正できれば」と意欲を見せた。