13日、日本メンズファッション協会主催のイベント「BEST DEBUTANT EDUCATION-PROGRAM NO.1」が行われた。同イベントは、次世代を担うクリエイターや、デビュー※を目指す学生たちを業界・社会全体でバックアップしようとする試み。さる11月30日にベストデビュタント賞が発表され、牧野淳子氏(ファッション部門)、大西麻貴氏、百田有希氏(インテリアデザイン部門)、和田永氏(グラフィックアート部門)、伊藤美裕氏(音楽部門)鬼塚勝也氏(特別賞)が受賞した。歴代受賞者による講演やトークセッションイベントの第1回目となる今回は、第6回のアーティスト部門受賞者 小町渉氏による講演と、アートディレクターのタナカノリユキ氏による対談が行われた。「WATARU KOMACHI×MATSUYA GINZA」などで知られる小町氏は、「クリエイティブには正解がない。作品の優劣を人と比べるのではなく、いかに自分と向き合えるかがクリエイターとして大切だ」と集まった学生や若手クリエイターに向けて語った。
今後も、歴代受賞者が登場してのイベントが開催が予定される。この試みについてタナカノリユキ氏は「このプログラムを、ファッション、アート、空間、建築、音楽といったジャンルに捉われず、世界で活躍する受賞者と次世代のクリエイターの交流の場にしたい。日本のクリエイティブをより高めていくきっかけになれば」と話した。
※同協会主催のベストデビュタント賞では「1、夢と希望を持って新社会人となった人々。2、独自の専門領域を持つスペシャリストとしてデビューした人々。3、芸術・文化・芸能・その他分野で、デビューを飾った人。4、新しい試みや、起業を行い、社会にお披露目をした人々」に該当する30才前後までの有能な若い人々をデビュタントと定義している。
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