メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×
コラム

若手起業家、世界一周へ

7年前・7年後のインド旅行の違いから学んだこと。

share

明けましておめでとうございます。旅人の太田です。
いよいよ2012年となりました。
(どこかの誰かの説では今年滅亡の年でしたっけ…?)

インドの看板。都市部では英語表示が目立つ

インドの看板。都市部では英語表示が目立つ

僕は今、インドにいます。
クリスマスも年越しも、ヒンドゥー教中心なインドという国では無縁かと思いましたが、それなりにイベント事として捉えられているようでした。仲良くなったインド人と一緒に祝いました。

さて、年初めの最初のコラムなので、好き勝手に書かせて頂いております!(いつもそうですが…)
連載をさせて頂いているこのコラムも、連載50回を超えました。飽き性の自分としては快挙です。
帰国まで約5カ月、前進あるのみ。

インドの鉄道で

インドの鉄道で


インドで売られている約22円のキットカット

インドで売られている約22円のキットカット

さて、今回は旅っぽいことを書きたいと思いまして。

年末年始、旅行にいかれた方も多いのではないか? と思いますがいかがでしょう?
海外いかれましたか? 国内の温泉地などにいかれましたか?
そこは初めて訪れる場所でしたか? 2回目でしたか? 複数回訪れているお気に入りの場所でしたか?

僕がいま来ているインド、実は7年前の大学1年生の時に、初バックパック旅行で訪れています。
たった2週間の北インド周遊旅行でしたが、毎日がハプニングの連続で、非常に楽しい時間を過ごせました。
その後、インドについてのニュース記事などをテレビや新聞、雑誌などで頻繁に見かけた時に違和感が。
どれも内容は経済発展やITについてなどでした。インドは中国と並んで超経済大国へと期待されている国です。

それなのに、僕がインドを旅した時に出逢った人達は物乞い、観光客目当ての商売人、他の旅行者・・・そんな人達ばかりだったことに気づきました。インドはIT、ITと騒がれているのに、アイティーの“ア”の字にも触れなかったなと…。

そんな自分の7年前のインド旅行に違和感を持ち、今回7年後のインド再訪では、一般的に旅をするだけでは出逢えない人達と出逢いたいと思い、旅をしています。

これまでに現地の外資系広告会社(マッキャンエリクソン、TBWA、JWTなど)で働くインド人や、デジタルエージェンシー創業者、インターネットベンチャー起業家、大手システム開発エンジニア及びプロジェクトマネージャーなど、多くのインド人と出逢えました。彼らが語るインドはとても興味深く、また7年前とは異なる視点でインドを知り、見つめることができました。

7年前のインド旅行と、7年後の僕のインド旅行。
訪れた土地は重要ではなく、“誰”に出逢ったのかで旅というのは大きく得られるものが変わるのだなとあらためて実感しました。また、7年後の“自分自身”も以前とは異なる視点で物事を見られるようになっていたのも影響があるのかもしれません。

旅というのは、一見すると土地や世界遺産、食べ物など物質的な物に重点を置かれがちですが、
もっとも大切なのは、どういう視点・目的を持って、どんな人に出逢い、どんなことを語り合うのか。
そこなのではないかと思います。
(もちろん、旅の楽しみ方は人それぞれですが)

今年前半、アジア諸国を巡ります。
アジアには日本の広告会社もいくつか進出していると伺っています。
できれば彼らの話も聞きつつ、今後もアドタイコラムやツイッターを通じて発信していきたいと思います。

The World is Smaller than you think!
最後になりますが、今年も何卒宜しくお願い致します!

太田英基「若手起業家、世界一周へ」バックナンバー

もっと読む