ホテルに入ると神社がお出迎え――札幌グランドホテル(札幌市中央区)に17日、「幸運神社」と呼ばれる神社が開設された。
これは受験シーズンの本番に向け、同ホテルの人気商品であるコーンスープ缶詰の発売40周年記念によるプロモーションの一環として開設されたもの。コーンスープを「幸運(こううん=コーン)をもたらすスープ」とかけ、缶詰を贈る人にも贈られた人にも「健康と幸せ」が訪れることを願い、受験シーズン本番に向けた験担ぎ商品として縁起の良いスープとしてPRしていくことが狙い。これをきっかけに、「おめでたい」商品としてギフトとしての認知拡大を目指すという。
同ホテルのコーンスープ缶詰は、「ホテルの味をご家庭で」をコンセプトに、「豊かな食生活と北海道産食材の素晴らしさ」を発信するため、1971年に誕生。北海道のスイートコーンを普及させようと当時のシェフらが監修して作ったスープは、製造工程を全て手作業で行い丁寧に作られる「プロの味」。2008年・09年にはモンドセレクション金賞も受賞し、全国に根強いファンを持つ人気商品として知られている。
期間中は、ホテル内に同缶詰を組み合わせて造作したオブジェコーナーを設置するほか、ホテルショップでは同商品を使用した新作スイーツ2品を販売。昨年11月に北海道神宮で開催された五穀豊穣を祝う新嘗祭では、同商品を神前に奉納し、今年も北海道産の原料で美味しいスープを作ることができたことに感謝したという。「同プロモーションを通じて、お客様に温かく楽しいエールを送りたい」(同社広報)と話す。
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