プリンターをはじめとする情報関連機器や精密機器を製造・販売するセイコーエプソンは21日、GPS機能によって走行距離やペース、スピードなどを計測できるランニング機器を新たに開発したと発表した。年内にも商品化し、スポーツ機器市場への参入の第一弾商品として国内での販売を開始する予定だ。
開発にあたっては、初心者から上級者まであらゆるランナーにとっての使い勝手を重視。50グラムと軽く、13ミリメートルという一般的なスポーツウォッチと変わらない薄さを維持するため、高精度・低消費電力・小型のGPSモジュールを新たに開発した。このGPSモジュールには、同社が半導体・水晶デバイス事業で長年にわたって培ってきたセンシング技術のノウハウが生かされている。
近年国内外で、各種マラソン大会への参加者をはじめとするランニング愛好者が急増している。それに伴ってランニングをサポートする機器やウェアの需要も高まっていることから、今回の新商品開発、スポーツ市場参入に至った。
日本生産性本部が発行した『レジャー白書2011』によると、2010年のスポーツ関連の余暇活動への参加人口で最も多いのは体操(器具を使わないもの)で2660万人、続く2番目がジョギング・マラソンで2570万人だ。全国で開かれる市民マラソン大会も人気が高まっており、年々参加者が増え続けている。
26日に開催される「東京マラソン2012」も、28万人超のランナーから応募があり、倍率は9.6倍にのぼった。
同社は今後も、スポーツ機器や健康機器をはじめとする成長市場に向け、これまで培ってきたセンシング技術、省電力・小型化技術を生かした商品・サービスの提供を進めたい考えだ。
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